研究者を目指す君へ ~研究者の世界は、アスリートの世界に非常に似ている~
こんにちは、ぴくむんです。
いつもは人生において役に立つ情報を発信していますが、
今回はターゲットを絞って研究者を目指す人に絞って発信します。
私は研究者を目指して、物理科学系の大学院に進学し、博士課程まで進みましたが、D3で力尽き、単位取得退学という形でアカデミックの世界を去りました。
今ではだいぶ博士課程の情報は出回っていますが、
失敗した人の情報というのは負い目を感じて発信されないことが多いと思いますが、勇気を出して、アカデミックの世界で討死した側からの目線を発信したいと思います。
研究者を目指したい人の役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
本文
現代社会において、科学技術最先端というのは、実はなくても対して困らないのである。
既に既存の技術を使えば、人類の生活は成り立っている。
従って、科学技術最先端ができる人間というのは、昔に比べれば待遇が悪くなる。
私の視点からすると、現在の研究者の世界は、アスリートの世界に非常に似ているという印象である。
なぜなら、スポーツ選手はいなくても生活は成り立つからである。
プロ野球では、スター選手は重宝されるが、2軍の選手は重宝されない。
どんなに2軍で活躍しようとも、関係ないのである。
そして、選手が冷遇を受けているからといって、試合中に新人相手に優しくするとか、手を抜くとかあり得ない話である。去っていく選手がいたとしても、毎年、新たな選手が入っていくる。光る才能があれば、それを伸ばしていけばいい。
そして、ダメになればクビにすればいいだけである。
それが、まんま研究者の世界でもそうである。
相手が奨学金まみれの博士課程だろうが、任期ギリギリのポスドクであろうが、
議論という競技の中では、容赦無く相手をぶちのめしにかかる。
どんなにその研究に労力をかけていようが、関係ない。
それはしょうがないのである。だって、そういう競技なのだから。
そして、上手くいかなくても、コーチの責任にはできない。
あくまでも球を投げたり、バットを振ったりするのは自分自身だからである。
そして、パフォーマンスが悪ければクビにされる。
確固たる任期なしの地位をもぎ取るまでは、その繰り返しである。
所詮、私みたいな凡人は使い捨てである。
大義を掲げている限り、研究者の世界には新しい人は入ってくる。
なので、借金まみれの凡人が、一人業界から抜けても業界的に無問題である。
もちろん、セカンドキャリアも自分で考えないといけない。
誰も助けてくれない。
自分の人生は自分で責任を取らないといけない。
君が
どんな背景でそのテーマをやっているとか、
どんな経済状況でやっているとか、
どんな努力をしたとか、
誰も全く興味がない。
ただ興味があるのは、
その発表する研究が有意義で世界最先端であり、
正しいかどうか
それだけである。
議論という競技上では、誰も優しくない。
誰も手を抜かない。誰も助けてくれない。
ただ対等に、議論が求められる。
研究者の世界というのは、そんな混沌とした殺伐とした世界であるということを覚悟した上で目指すべきである。
あとがき
後輩の修論発表会を見て、この記事を書きました。
私が去ろうとも、また優秀な後輩が入ってくるだけだとしみじみ感じました。
アカデミックの世界は魅力的ですが、
甘ちゃんな私にとっては、生きていけないものでした。
野球が好き
と
野球ができる
は違います。
野球が好きな人はたくさんいますが、ストイックにプロ級のパフォーマンスを出し続けるのは並大抵のことではありません。
私にとって研究は好きでしたが、できませんでした。
ただ、それだけだったのかも知れません。
研究者を目指すことはいいことです。
しかし、ちゃんと自分が置かれる世界をしっかり把握して、それなりに準備してから飛び込まないと大変な思いをするのは自分だと思います。
少しでも、これから出てくる研究者の卵の支援ができればなと思います。
何かあれば、連絡してください。
私の陥った失敗を避けるぐらいのアドバイスはできます。
もし自分に興味があれば自己紹介noteがあるので読んでくれると嬉しいです。
Twitter : https://twitter.com/pikum55
フォローしてくれると嬉しいです。
ありがとうございました。
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