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ネットに浮かべておく

noteを作ってみた。動機は何か継続して文章を書く習慣を付けるか、というところからです。続くとも続かないともしれないが、以前SNSか本かで以下のような趣旨の文章を見た。

『三日坊主を馬鹿にする人がいるが、始めるということだけでその他の人とは雲泥の差がある』

確かにそうだ。長年ネットなんかをやっていると、他人の行動や作ったコンテンツに批判的な意見を目にすることが多い。無意識にそれが刷り込まれていて、いつも網膜に何かフィルターみたいな物がかかっているような感じがするのだ。色眼鏡よりももっと自分の内側へ近いところに。

じゃあ逆にそれを突き破って、自分の内面的な物をネットの海へ浮きみたいに浮かべておこうかということで始めてみたわけです。
感情とか考えとかってすごくブニャブニャで柔らかくて変わりやすい物だけど、外に取り出して目に見える形にしておけば、後で見返したときに少しはその形へ戻ることができるかな、と。後は自分の思っていることを誤解なく相手に伝えるスキルは年をとる程に重要になっていくなと思ったので、その練習を兼ねています。

例えば、最近読んだ本の中で、ああこれはすごく好きだなと思った文章があった。

『自分が今感じていることとぴたりと波長が合う本に出合うと、直接会話することができなくても、ああ、自分はひとりじゃなかったと、それだけで救われた気分になり、自分の過去を含めて肯定してもらえたような感覚になります。(Tommy 2022,シンプリスト生活)』

読書量が少ないので、趣味が読書などとても人には言えないけれど、期間をあけても自分がいつも戻ってくる場所の一つが、読書だったりする。それには自分の根底にこういう考え方があるからなんだと思う。だから、趣味ではなくていつの間にか染み付いた嗜好みたいなものなんだろうな。
浮きに括り付けてプカプカ浮かべておいた言葉に、後から来た誰かが同じように思ってくれることがもしあったとしたら、とても素敵なことだ。人間は突き詰めれば誰しも孤独だけど、きっと誰しもひとりじゃないんだなあ。

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