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Dear Boys and Girls and…~2024.8.16@名古屋ELL~

SOPHIA11年ぶりの全国ツアー最終日。
SOPHIAがツアーで名古屋に来るのは、2013年5月26日クラブダイアモンドホール以来。あの日ライブが終わった後、「もしかしたらSOPHIAが名古屋にもう来ることな…いやきっとまた…絶対に!」って自分に言い聞かせたあの時の気持ちが蘇る。

本当にSOPHIAはまた来てくれた…!!11年ぶりに!!

そんなことを思いながら会場に入場し、開演時間に。「愛の賛歌」が流れた瞬間、嬉しさに震えすぎて相方に手を握ってもらっていた。(復活武道館の時も手を握ってもらっていた思い出。)

そんなライブのセトリ。

01   Eternal Flame
02   Dancing in the moonlight
03   Early summer rain
04   Secret Lover's Night
05   MYSELF
06   Like forever
07   もしも君が迷ったなら
08 ヒマワリ
09 時代~トキ~
10 kissing blue memories
11   ーあなたが毎日直面している世界の憂鬱ー
12 Believe

13   街


『Eternal Flame』
が始まって、充くんがステージの真ん中で手を広げた瞬間の高揚感。4人と一緒のステージにいる松岡充の姿、ずっと見ていたい。「美しさ」よりも「力強さ」があるようなEternal Flameに感じた。(訳: 癖強めな歌い方 最高!)ライブハウスのステージに立つ4人を見て、30年前に想いを馳せた。

暗い夜の向こうに忘れたあの頃 今はもう戻れない
だけどせめて この一粒の涙だけ この羽に乗せて そう歌う

もう一度歌ってくれてありがとうしかない。

「あの頃ステージに立って、目の前にいる人たちにどれだけ、俺たちの想いを楽曲に乗せて演奏に乗せて歌に乗せて伝わるのかと、すごく不安になったり。それでもライブが終わるころには一つになれるっていう。そういう記憶です。様々な経験をして時間を過ごして、30年経った今でも何ら変わりはない。僕らがステージに立って、みなさんに想っている想いというのは何ら変わりはない。」

MC抜粋

「ここMCパートではなかった」と話した後の『Dancing in the moonlight』
この横ノリをライブハウスで体感できるとは。生きていること実感する。充くんの横ステップ好き!!からの、フロア降りちゃったよ!
「行くぞ名古屋ー!」の声に、今年一番盛りがった自分がいた。

「もっともっと声出していこうぜ名古屋!」「ファイナルだぜ名古屋!」からの『early summer rain』 。「二人だけの約束」辺りから充黒が近すぎて、私は多分悲鳴をあげていた。黒ちゃんジル君のステージ際ぎりぎりでのプレイ、片足かけて歌う充くん、なんて絵になるんだカッコ良すぎるSOPHIA!間奏のギターの音も気持ち良すぎる!!はあ、せつなさ全部流れてた!


MCでは都さんコールドジョーク話からのジル君ネタ。「コットンキャンディー松ちゃん食べるの?これから俺らいいバンドになれそう」「松ちゃーん、そうなん?」のジル君のくだりにキュン。大好きな松ちゃんと好きなものが一緒でテンション上がってるジル君可愛い♡ 

「愛溢れる空間で、みんなの笑顔を感じられて幸せ」
「鼓動を感じられてホンマに幸せ」
「心の底から楽しかった」「全部楽しかった」
「バンドができて幸せ」
「楽しくなかったこと1こもなかった。」
「しあわせ。だいすき。ラブリーベイビー」

ジル君MC抜粋

ジル君のストレートな言葉、嬉しすぎた。




充「Dancing~の皆さんの反応が微妙でした」
客席「えー!」 お約束な感じで楽しすぎる。

「SOPHIAをやろうと考えて、メンバーを集めながら、一番最初にSOPHIAとして作った曲。Secret Lovers night

正直な話、今までこの曲にそこまでの思い入れがなくてごめんなさいと思う程、たまらなく最高だった。30年前集ったSOPHIAが、今またここにいることの尊さをこの曲が現してくれたようで。

あの頃から同じ想いでステージに立ち続けてくれるSOPHIAが、変わったけど変わらないままいるよと思った。「全て分かった!」ような満たされた気持ちに溢れた瞬間だった。(ちなみにライブ後ずっとこの曲のギターのメロディーが頭から離れない病)

「恐れ、怖さ、不安で自分の真ん中にあるものを無くすようなことにならないように、「頑張るんや、俺頑張るんや」と(自分が)思えてたことが、オーディエンスに伝わっていたんじゃないかと。この人たちも不安なんだ、震えているんだと。だから当時から、この曲をみんなが好きだと言ってくれるんじゃないかと。」

MC抜粋

MCからの『MYSELF』。ライブでのMYSELF、なんて説得力のあるMYSELFなんだ(言い方)。月日が流れるってこういうことなんだろうな。
「to myself 」からの「to yourself」

SOPHIAに背中を押されていたあの頃の気持ちを思い出す。また歌ってくれてありがとう。

メンバー紹介。黒ちゃんが笑顔で名古屋のこといっぱい話してくれて泣く。都さんは「福岡のラーメン屋やまちゃん(地方のやまちゃん)」が美味しかったそう。トモ君グループLINEの話ありがとう。誕生日おめでとうの返信に、充くんが「黒ちゃん赤ちゃんありがとう」とラインしたという話、泣く!!!


MC後は『Like forever』。充くんのハープシコードが響き渡る。コーラスも響く。「ずっと」が癖強めの歌い方で個人的にとても好きだった。


続く『もしも君が迷ったなら』。

「今この時に生きてる意味を感じたら 振り返ることなんていらないから」
「空を見上げれば あの頃と同じ雲」
「AHいつだって 僕らは変わらないから どんな時にも」

え、この歌詞ってホント30年近く前のもの?今の私たちへの歌詞じゃないか。この歌詞を書いた時、30年後こんな未来があるなんて…きっと松岡充なら思っていたのかもしれない。

今この曲を一緒に歌えることが本当に幸せ。空を指さす充くんの人差し指を見ながらそう思った。


続く『ヒマワリ』。充くんが持つヒマワリがSOPHIAの象徴のようで、とても美しく思えた。ちなみに「雨の中が子猫が」のところでの充黒のアイコンタクト、しっかり見た!!

ドラムヘッドの話から「ヒマワリじゃなくて(GIRLSの)綿毛だったら「Fuー!」大変だったね。タンポポだったらエライことだった」と充くん。あー笑った。(後のラジオ番組の中で、「名古屋のお客さんの笑いが、笑い屋のようだった」と充くんは評していた)




「3,090円はここまで。ここからやるなら課金になるんで。」
「延長するということでよろしいですね名古屋の皆さん、配信の皆さん!オプションです。」


からの、『時代』のイントロー!構える充くんがカッコ良すぎるー!
イントロでグワーっとあがる客席のテンション。

からの、「このトキに」の入りで歓喜!
この曲に腕を伸ばして身体を揺らせる幸せ。「SOPHIAー!」のコール、
完璧にやった。「SAY!」からのギターソロたまらない。

「おい名古屋行けるのか」「ツアーラスト行けるのか」「行けるかー、オーライ」からの『キスブル』。この曲が2曲続くセトリ、昔からめちゃめちゃテンション上がった!ああもうヤバい(←語彙力失う)。

「もっと揺らせー!」に歓喜!ステージの上から充くんが降ってくるんじゃないかと思う程の勢い。客席、最高に揺れてた。

そして、スピーカーに足かける黒ちゃん、ソロ前に煽ってくる黒ちゃん!!孤高の至福のベースソロ。黒ちゃんの投げキスを受け止めたのは幻ではないはず。


そこからの『セかユウ』!クラップで盛り上がるイントロ。
ああこの曲がどんどん私たちの曲になっている。シシツバで聞いたときから100倍進化してる。めちゃめちゃかっこいい!!ついつい頭振りたくなる。「この曲をフラッグに」と話していた意味が分かる。この音楽があれば、音があれば、空間があれば、憂鬱なんてものは消えてしまうと確信できる感覚になった。


『不安だらけでしょ。これが僕たちが生きている現実。でもさ、起きていないことにビビるのはやめへん?みんなはそれをやめて今日ここに来たんやと思う。色んな心配がある。だけど、自分が生きてこられたのはこの音楽があったから、SOPHIAがいてくれたからだと思ってくれている人ばかりだと思う。それがあるから動けると思う。

もしここで何か起こったら俺は冷静に、全員が無事に出られるように絶対見守るよ。いい格好をするつもりはないけど、そういうことができるのが俺アーティストだと思う。バンドだと思う。

具体的に何をしてくれるのと言われたら困るけど、一本一本のライブ、一言一言の歌詞、一音一音の演奏、それに込めて。もし俺らがこれからも歩いていけるなら、僕らが生きている意味が証明されるし、9年間休んだけどおっさん5人の意味が生まれると思う。

何が起こるか分からへんけどここからまたそれぞれの場所に帰って。10月、11月予定入れてます。会えるように。絶対来いとは言わんけど、絶対無事でいてくれ。やりきったり、自分が「よっしゃ」と思った時には会いに来てくれ。それまでちゃんと俺らは続けていくから。みんなが帰ってこれるように俺らはここで待っているから。頼むで。次会えること信じているから。ありがとう。

MC抜粋より

中学生高校生に戻った気持ちで、MCを聴いてしまった。いつの時代も、MCで同じことを伝えてくれている。この場所があって、またここからみんな分かれて、また集まるのだと。ずっとずっと、同じことを伝えてくれた。ありがとう、集まれる場所がまたあるんだね。


「みんなが信じてきたSOPHIAを歌ってください。大声で。」

Believe』。SOPHIAに手を伸ばせるこの夜がずっと終わらなければいいのにな、この空間がいつまでも守られたらな。そう思った。



ラスト挨拶。
ジル「最高ベイビー!幸せすぎて明日から怖いくらい。SOPHIAの一員としてギターが弾けて、本当に幸せな日々でした。またみんなと会える日を楽しみに待ってまーす」


黒「名古屋でライブができて良かったんですけど、次いつ来れるかわかんないんで」(客席の「えー」)「しょうがねーじゃねーか。また次来るときもみんな集まってください。ありがとうございました」


都「ライブ好きだし演奏するのも好きだし、いろんなところでやらしてもらっているけど。SOPHIAでやるともっと飛び越えて。人と人とを感じられて、涙腺弱なったりしているけど、素晴らしい空間だなと思う。必ずまたみんなと会いたいなと思います」


トモ「昔松ちゃんに「今日と言う日は2度ともう来ない」と言われた。BOYS&GIRLS、二度と来ない…来た!(ドラムヘッド)残しといてよかった!これ3回目あります?もうさすがに無い?俺が無い?けどまた名古屋絶対来ますんで。ありがとうございます。」

充「カバーとかもやっていいんじゃないかと思ったり…今日1曲だけやろうかと。マッチさん…できる?マッチさん行きます」


からのあのドラムー!「」!!なんだかメンバーもにこやかで。とても明るくて楽しくて幸せな街だった。

ラスト挨拶で肩を組む5人。幸せすぎる。
わがままだけど、5人に一生SOPHIA続けてほしいと願わずにはいられなかった。





いろんなことが世の中で起こる中、何が正しいかなんて正解が分からない。それでも私にとっては、誰が何と言おうと、SOPHIAのライブ空間だけは常に正しくて、戻る場所であった。そんな場所が私の人生にまたあることが、なんて幸せなんだろう。

あの頃前に進むために、置いてきたもの、とは何だったのか。改めて思う。
きっと当時は、現実を折り合いをつけるために、夢に向かう憧れや情熱、輝くような気持ちをそっとしまってきた。

今はその逆で、忙しい毎日を生きるために精一杯で、憧れなんてもう必要ないという気がするけど。ふと疲れて自分のことを考えた時に、自分を支えてくれる核となるものは、やっぱり憧れやときめきを感じたあの頃の気持ち。そんなあの頃には、いつもSOPHIAの音楽が自分の横にあったという事実。

「あの日なくした憧れも 忘れかけたときめきも
 今この胸をきしませる」

もしも君が迷ったなら

今この胸をきしませるものを、またSOPHIAが届けてくれることに感謝。
最高のライブ、ありがとう。
またSOPHIAに会えますように。