旅の途中
2022年3月27日 MICHAELラストライブで発表された、SOPHIAの復活。
あの日から、私はすぐ涙が出るようになった。
MICHAEL最終章ツアー。
参加したライブでのMCを聴いて、充くんがSOPHIAの楽曲を歌う決意をしていることが伝わった。
ラストライブは、配信で見守った。
充くんがMCで、順番に話をしてくれた。
初めにジル君に、気持ちを伝えたこと。
その後、都さん、トモ君と再会したこと。会った瞬間、何も変わってない二人を見て、思わずハグしたこと。
思い出のスタジオで、黒ちゃんと再会した時も、会った瞬間ハグしたこと。
夢のような話を泣きながら聞いた。ずっとずっと想い続けたことが現実となったことに、涙が止まらなかった。決意してくれた充くんに、またSOPHIAをやると決めてくれた4人に、感謝した。
この日から、すぐ涙が出るようになった。
Mステで9年ぶりに並ぶ5人の姿を見た時。
武道館で「ただいまー!」を聴いた時。
大阪城ホールでキスブルを歌った時。
涙が出た。
でもそれだけではなく、全てのこと一つ一つに、嬉しくて涙が出た。
充くんのTwitterのアイコンが「SOPHIA」に変わったこと。
5分の2チャンネルで、楽しそうにSOPHIAの思い出話をしている2人を見れたこと。
5人が食事をしたという報告を聞けたこと。
黒ちゃんが、トモ君とリハしたこと。
SOPHIAの記事が掲載された、新聞や音楽雑誌を買えたこと。
「SOPHIA松岡充です」から始まるラジオを毎週聴けること。
充くんがRayflowerのライブに行ったと報告してくれたこと。
黒ちゃんの誕生日に、おめでとうを伝えらえたこと。
数えきれないほど、泣いた。
私はこんなに涙もろくなかったはず。
年齢を重ねたせいか、自分の感情を表に出すことが恥ずかしくて、特に「嬉しい」という気持ちには蓋をしてきた。「もう大人だし」とあきらめて、自分が楽しむことはしなくて良い、なんて考えてきた。
でも、SOPHIAに再び会うことができてから、自分の感情を取り戻したような気持ちになった。「もっと楽しんで良いんだ」「嬉しいときは嬉しいって言えば良いんだ」って素直になれた。
なんだってできると思い込んでたあの頃とは違うけど、それでもまだ自分のことを大切に生きたいなと思うようになった。
自分にとって、ものすごく大きな変化だった。
今、SOPHIAを思う気持ちは、20年以上前とはまた違う気がする。
昔は、とにかくSOPHIAにたくさんのものを求めていた(笑)新曲もライブも次から次へと。
もらえることが当たり前だと思っていた。
今は、全部が当たり前じゃないことだと分かるから。一つ一つのことを宝物のように受け取っている。そして「永久未来続くものはない」って自分に言い聞かせてもいる。今この瞬間を、大切にしたいと思っている。
でも…正直な気持ちは、ずっとずっと一緒に時を過ごしたい。楽しそうな5人をずっと見ていたい。
令和に再会したSOPHIAは、あの頃よりもさらにカッコ良くて優しくて、さらに自分に必要な存在だから。
気づかぬうちに私は大人になったけど
ずっと歩いてきた また5人に会えるまで
そしてまたこの道が続いていきますように
まだまだ ここは旅の途中でありますように