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Dear Boys and Girls and…への想い

ライブやイベントのレポではなく、ただただ想いを書いた記事です!

只今SOPHIAは全国ツアー真っ最中。
その事実だけで幸せな気持ちになる。

SOPHIAの全国ツアーは、2013年3月~8月12日までの未来大人宣言ツアー以来。各地で11年ぶりの「おかえりなさい」が待っていることを想うと、またそれだけで幸せな気持ちになる。


SOPHIAというバンドはとにかくツアーをしてくれた。全都道府県を3回も回ってくれた。自分が全国どこへだって行けなかった時に、SOPHIAは来てくれた。そこにはきっと全国各地、それぞれ宝物な時間があった。


だからやっぱり、SOPHIAがツアーをしてくれるというのはとても特別で、何物にも代えがたい。

ツアーに込めた想いについて、松岡充はこう伝えてくれている。

 昔は、知らないところに旅に出るという無茶なことをしていましたが、今はやりたいと思っていたことを思い出します。当時やりたかった理由がはっきりとわからなくても1回そこに行ってみる。SOPHIAは7月から29年前のデビュー直後に行ったツアーと同等のキャパでのライブハウスツアーを行いますが、それもそういう意図です。
 やりたかったことをやれば、思い出せるものがあるんじゃないか。両手がいっぱいになって、持てなくなって置いていったものがあったとしたら、その時なにを思ってそれを置いたのか。

AERA  dot  6/8 松岡充インタビュー
  


『置いていったもの』とは何だろうか。そもそもこの件については、なんだか色々考えてきた人生だった。

持てるモノと落としてしまうモノ どれほどの重さが違うのだろう(OAR)
そっと教えてよ 手にしたモノと無くしたモノ (未だ見ぬ景色)

その時々で自分の最良を選択して日々を生きてきた…つもり。でも毎日を生きていくために、忘れようとしたり心の奥底にしまい込んだ気持ちはあるような。それは『置いていったもの』なのか。

『BOYS』『GIRLS』のアルバムを改めて聴くと、そんな感傷的な気持ちになったりもする。



それにしても、今から29年前に発売されたSOPHIAミニアルバム『BOYS』『GILIS』。「夢」という言葉がたくさん出てきて、キラキラしたあの頃の感覚が思い出されてドキっとしてしまう。

冷たい雨に打たれて 冷え切ったその身体 抱きしめてあげる(Secret Lover's Night)

Never say good-bye 忘れないで 
一人じゃない ずっと
そうさいつもいつの日にも 君だけを見ている(Never say good-bye)

こんなストレートな歌詞、もうこの頃の曲しか聴けない。まぶしい。メロディーも心なしかキラキラしている。こんな曲があることが宝物。


大好きな『last song』を久々に聴いたら、優しいメロディーに胸がいっぱい。そう、いつの日も私の胸に流れているのは、2022年武道館の「大切なもの」。

Kissing blue memories』。ただただライブで盛り上がって歌っていた曲なのに、2023年の大阪城ホールであんなに涙しながら歌うなんて思ってなかった。「終わらない約束」は30年前から続いていたんだね。

令和に聴く「Voice of generation」なんて最高すぎる。

限りなく輝く あの光 その手につかめ すべては今さ

涙流す理由と 夢を探し走りだすのさ 見えない明日へと
俺たちのlong naigation  始まったばかり

Voice of generation

夢を探すために明日へ走り出すのは…もう現実できないかも。俺たちのnavigationは始まったばかりではないことも、もしかしたらゴールのほうが近いことも知っている。
でも今改めて聴くと、走り出せる気持ちになるし、navigationは始まったばかりだって思ってしまう。SOPHIAってすごい。


『空を見上げればあの頃と同じ雲』
って歌っていた時が、もうあの頃だけど。やっぱり『もしも君が迷ったなら』にはずっと励まされる。

いつだって 僕らは変わらない どんな時にも

もしも君が迷ったなら


時が流れて、あの頃から変わっているのはきっと事実。

でもそれでもやっぱり、何にも変わってない気もする。いつだって。どんな時にも。



SOPHIAの楽曲を聴くといつも思う。
同じ楽曲なのに、あの頃と今と、曲を通してみる景色が違うなと。
その時々で、ずっと人生に寄り添ってくれる楽曲たちだなと。

あの日なくした憧れも 忘れかけたときめきも
まだこの胸をきしませる 

もしも君が迷ったなら

きっとそんなことを思い出させてくれるのが今回のツアー。

これからもたくさんの幸せな空間が全国で続きますように。

SOPHIAの夏 ありがとう。