Dear Boys and Girls and…への想い
只今SOPHIAは全国ツアー真っ最中。
その事実だけで幸せな気持ちになる。
SOPHIAの全国ツアーは、2013年3月~8月12日までの未来大人宣言ツアー以来。各地で11年ぶりの「おかえりなさい」が待っていることを想うと、またそれだけで幸せな気持ちになる。
SOPHIAというバンドはとにかくツアーをしてくれた。全都道府県を3回も回ってくれた。自分が全国どこへだって行けなかった時に、SOPHIAは来てくれた。そこにはきっと全国各地、それぞれ宝物な時間があった。
だからやっぱり、SOPHIAがツアーをしてくれるというのはとても特別で、何物にも代えがたい。
ツアーに込めた想いについて、松岡充はこう伝えてくれている。
『置いていったもの』とは何だろうか。そもそもこの件については、なんだか色々考えてきた人生だった。
その時々で自分の最良を選択して日々を生きてきた…つもり。でも毎日を生きていくために、忘れようとしたり心の奥底にしまい込んだ気持ちはあるような。それは『置いていったもの』なのか。
『BOYS』『GIRLS』のアルバムを改めて聴くと、そんな感傷的な気持ちになったりもする。
それにしても、今から29年前に発売されたSOPHIAミニアルバム『BOYS』『GILIS』。「夢」という言葉がたくさん出てきて、キラキラしたあの頃の感覚が思い出されてドキっとしてしまう。
こんなストレートな歌詞、もうこの頃の曲しか聴けない。まぶしい。メロディーも心なしかキラキラしている。こんな曲があることが宝物。
大好きな『last song』を久々に聴いたら、優しいメロディーに胸がいっぱい。そう、いつの日も私の胸に流れているのは、2022年武道館の「大切なもの」。
『Kissing blue memories』。ただただライブで盛り上がって歌っていた曲なのに、2023年の大阪城ホールであんなに涙しながら歌うなんて思ってなかった。「終わらない約束」は30年前から続いていたんだね。
令和に聴く「Voice of generation」なんて最高すぎる。
夢を探すために明日へ走り出すのは…もう現実できないかも。俺たちのnavigationは始まったばかりではないことも、もしかしたらゴールのほうが近いことも知っている。
でも今改めて聴くと、走り出せる気持ちになるし、navigationは始まったばかりだって思ってしまう。SOPHIAってすごい。
『空を見上げればあの頃と同じ雲』って歌っていた時が、もうあの頃だけど。やっぱり『もしも君が迷ったなら』にはずっと励まされる。
時が流れて、あの頃から変わっているのはきっと事実。
でもそれでもやっぱり、何にも変わってない気もする。いつだって。どんな時にも。
SOPHIAの楽曲を聴くといつも思う。
同じ楽曲なのに、あの頃と今と、曲を通してみる景色が違うなと。
その時々で、ずっと人生に寄り添ってくれる楽曲たちだなと。
きっとそんなことを思い出させてくれるのが今回のツアー。
これからもたくさんの幸せな空間が全国で続きますように。
SOPHIAの夏 ありがとう。