違う意見と出会うこと 〜日経読合せ〜
1.はじめに
9/28(月)日経新聞読合せワークショップに
参加しました。3〜4回参加してますが、
何度参加しても楽しいイベントです。
2.イベントの流れ
ZOOM開催で、最初に導入及び説明があり、
次に約5人のグループに別れ共通のテーマを決め
そして個人ワーク10分でテーマに合った記事を
探し自らの意見をまとめ、またグループで集まり、
最後に全体に発表するという流れです。
3.1つの記事で2つの解釈
グループでは、”テレワーク”をテーマに取組み、
私は”オンライン授業の功罪”をピックアップ、
興味深いのは”テレワーク「生産性向上」2割 ”
を選んだ2人が違う解釈したという事です。
テレワークの生産性に関して経営者にヒアリング
55%が同じ、20%が上がった、9%が下がった、
と回答したという記事です。
片や”思ったほど下がっていない”
片や”もっと上がると思っていた”
同じ記事を読んで逆の解釈になったわけです。
(正確には逆の仮説を持っていた)
それを私は興味深いと思ったわけです。
片や現場はテンテコ舞いである事をよく知ってる
片や技術の進歩をよく知ってる、という事です。
4.どちらが正しいのか?
どちらが正しいか、という議論は
最高の時間浪費の方法でしょう。
違う価値観と出会う時に何を思うか行動するか
そこが人としての価値の一端が出ると考えます。
異端児と切り捨てるか、抵抗勢力と片つけるか。
「やられたら、やり返す。倍返しだ!」
となり誰も幸せにならないでしょう…。
5.対話という選択肢
私がオススメしたいのは”対話”です。
服従でもなく、妥協でもなく、論破でもなく、
”対話”です。
双方を包括する存在にとって最良を模索する。
片方の意見かもしれないし、両方の意見を
取入れたものかもしれない。はたまた全く違う
選択肢もあり得ます。
よく衝突するあの人やあの部署とは、上位存在
(部署や会社、もしくは社会全体かもしれません)
にとって良い選択肢を取りたいと言えば
多少は建設的な話はできるでしょう。
ちなみにここで言う”対話”と言う概念は、
ロジカル・リスニングという本が詳しいです。
感銘を受けた本の一つです。オススメです。
日本人が書いたと言うことも素晴らしい!
https://www.amazon.co.jp/ロジカル・リスニング-船川-淳志/dp/4478770239
※ 画像はAmazonより
6.感想
このワークショップは各人の解釈を
楽しむのが趣旨ですが、世の中、白黒つけたがる
人が多いのも事実です。
ましてやテレワークは状況や使い方次第で
正にも負にもなりえます。
大事なのはこれを一つの例とする事です。
正だ負だと決め付けるのではなく、
違う意見、その背景と思想を汲み取ること。
正の部分をどう最大化するか、
負の部分を最小化ないし別手段で相殺するか、
といったことかと思います。
自分とは違う意見というものはそう言ったものに
気づかせてくれるありがたい存在なのです。
真っ向から違う意見を言われるのは
大変腹立たしいですが、チャンスでもあります。
大丈夫。腹立つなら半沢直樹を見れば良い。
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