起立性調節障害を知ってください
高校1年の息子は、中1の1月に起立性調節障害と診断されました。
起立性調節障害とは、朝起きれない、腹痛、頭痛、立ちくらみ、だるさ、吐き気、睡眠障害などの症状が現れ、成長期の子どもが発症します。
なまけと勘違いされ、傷つく子どもがたくさんいます。
やる気の問題ではありません。
治療法や特効薬がありません。
学校に行けず、教育を受ける権利も、希望する進路への道も阻まれています。
朝起きられない、腹痛=心の問題と決めつけず、受診して下さい。
うちの子も腹痛からでした。
半年以上経ってめまいや立ちくらみ、頭痛を訴えるようになって、初めて起立性かも と。
親が起立性の可能性ないですか?と聞くまで、横臥→起立時の血圧変化など調べてくれませんでした。
専門病院は遠く、より詳しい検査ができる所は限られています。
塩分水分を多く取る、着圧ソックスなど対策はいくつかありますが、効果は個人差があり、時間もかかります。
まず家族が理解して、一刻も早く医療につなげてあげて下さい。
学校にも要望を伝えましょう。
夕方は体調回復する子も多いので、放課後登校や部活だけの参加を認めてもらう、周りの子にも説明してもらうなど、出来る事はたくさんあります。
当事者家族として、起立性調節障害のお子さんが、不当な扱い、理不尽な対応を受けることのないように願ってやみません。