【あと540日】東京都港区にプリスクールを開園する人が考える、卒園時に身に着けていて欲しい英語力とは。
こんにちは。2025年春のピッカス インターナショナルプリスクール開園に向けて、日々準備を進めているナカガワです。ようやく少し涼しくなり、日が落ちるのが早くなってきたと思ったらむしろ肌寒いこの頃。もう一度気温が上がる日は来るのでしょうか。Tシャツをしまってしまいましたが衣替えの行方が気になります。
ピッカス インターナショナルプリスクールのコンセプトは、子どもだけでなく、親、教職員の『三方よし』の環境づくりを重視すること。三方よしの誰もが心地よい環境こそが子ども達の学びを最大限に後押しできると考えているからです。子どもたちを始め私達みんなが自ら学ぶことを重視した環境づくりにこだわり、社会に出たときに求められる探求心や創造力、そして社会を生き抜くために強力なツールとなる英語力の基礎を身に着けることを目指しています。
英語力の基礎を身に着けるとは具体的にはどういったことを指しているのでしょうか。一つでも多くの単語を覚えておくことでしょうか。様々な文法を理解しておくことでしょうか。インターナショナルプリスクールを開園するにあたって、『幼児期に英語を覚えることに意味はあるのでしょうか?』というご質問を受けることが一番多いように思います。今日はピッカスが考える、卒園時に身に着けておくべき英語力についてお話しさせて頂きます。
ピッカスが卒園時に目指す子どもたちの姿とは
在園の期間に英語を学ぶことを楽しみ、そして何よりも英語が好き、子ども自身が英語力を持つ自分が好きである状態で卒園してもらうことだと考えています。英語環境のなかで毎日を過ごしていても、子ども達の語学の習得スピードは様々です。日本語の習得でも同じことが言えますよね。聞き取りが得意なこども、話すことが好きなこども、静かなこども、読み書きに興味を持つこども、持たないこども、好きなものの語彙だけ集中して増える子ども(電車とか)。子ども達の語学の習得には個性があり、私達大人はいつも一喜一憂しているものです。
そんな多様な子ども達にとって、なぜ語彙数でもなく、文法でも、読み書きでもなく、『英語を好きであること』が何よりも大切なのか。それは卒園までに英語習得が完了するわけではなく、卒園後も英語力の維持や向上に取り組む必要があるなかで、大きな原動力となるのは例外なく、
『英語がすき!』
『英語をもっと話せるようになりたい!』
という、子ども達自身から湧き出る想いに他ならないと考えているからです。
英語を忘れてしまった子のお話
ある方が私に話してくださったお子様の体験がとても印象的でした。一度その方が約3年間、ご家族と共に英語圏での海外駐在をされた際、当時6歳だったお子様の英語力はかなり上達されたそうです。ですがその後帰国し、元々シャイな性格だったそのお子様は、一度良すぎる発音をからかわれたことをきっかけに全く英語を話さなくなり、あっという間に英語を忘れてしまわれたとのことでした。
きっとどこかに残っていて、また英語を学びたいと本人が望んだときには一から学ぶよりも習得スピードは速いかもしれません。ですが、一度学んだものも本人が望まなければすぐに忘れてしまうということを痛感したお話でした。
そうですよね、良く分かります。私も小学生のころに覚えた百人一首も中学生の時に覚えた関数も全て忘れたし、子どものために覚えたアンパンマンのキャラクターの名前も子どもの興味が薄れた今、すでに脳から消えつつあります・・。
英語を好きでいてもらうために大人ができること
英語を好きでいてもらうためには本人の意思がとても大切だとお話ししましたが、大人はただ見守るだけなのかと言えば全くそうではないと思っています。一人ひとりの子どもの興味を観察し英語を好きでい続けるための仕掛けをちりばめておくことで、子どもの『もっと!』は引き出しやすくなるはずです。いくつか効果のある事例をご紹介します。
英語で会話をする友人をつくる
大好きなお友達がいて、そのお友達とのコミュニケーションに英語が必要であれば、英語を忘れないようにしようという想いは必ず強くなります。近くに良いお友達がいなければ、オンラインのLanguage exchangeを探してみるのも良いですね。開園後は私達スタッフに気軽に直接ご相談頂けたらと思います。語学の維持だけではなく、世界の広さを知るきっかけにもなります。
英語で継続する趣味を持つ
例えば映画やアニメや漫画でも良いのです。英語で観たり読んだりするお気に入りがあるというのは大きなモチベーションになります。ゲームも良いですね。会話型のゲームだとどんどん新しい単語に触れられるはずです。海外ドラマが好きで英語力がついたという方もいらっしゃいますし、私自身もPlay Stationの海外ソフトのゲームで語彙力がグッと伸びたことがありました。もし気分転換にもなるのであれば一石二鳥です。
友人を作ったり、趣味を持つことは、卒園後に向けて在園中から見つけておくことができればシームレスに継続できてとても良いと思います。
世界を知るきっかけを作る
英語を通じて子ども達に感じてもらいたいことの一つに『世界は広いことを知る』があります。海外旅行や親子留学、ホームステイなど、海外に行くことや海外の方と触れ合うきっかけはあればあるほど良いでしょう。その時はあまり効果を感じられなかったとしても、しっかり心に刻まれていて思わぬ頃に実感する日が来るかもしれません。子どもの成長に応じて、できるだけ一緒に企画することもとても効果的です。
母国語である日本語だけではなく、第二言語を扱えるということは、きっと卒園時に子ども達自身にとって大きな自信となっているはずです。卒園後、忙しい毎日のなかで充分な英語環境を用意することが難しい場合、語学力が徐々に落ちていくこともあるかもしれません。ですが、英語については目の前の語彙数に一喜一憂するよりも、環境とのバランスを俯瞰しつつ子どもの『でも英語は好きなんだ』という気持ちを維持することを何よりも優先してあげることが大切です。
英語を好きでいてもらうためにピッカスが提案すること
2025年春に開園した時に入園した子どもが最初に日本の小学校に進学するために卒園するのは2028年3月。まだ先のお話しですが、ピッカスでは卒園児のためアフタースクールを提供することはとても大切だと考えています。
先ほど少し、発音をからかわれたお子様のお話しをしましたが、多感な子ども達が英語力をあまり出したがらなくなることは珍しいことではありません。港区は外国人比率も高いので公立でも小学校によっては国際色豊かなのでそのような心配は杞憂に終わるかもしれませんが、そのような悲しい体験において彼らを救うのは『同じ環境で育った仲間たち』だと思っています。
卒園後の子ども達の英語力を維持するという意味だけでなく、仲間と集まれる場所としてもピッカスのアフタースクールは2028年に向けて整備を進めていく想定をしています。今後の展開にご期待ください!
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