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リヨン 4−0で、スタッドランスに完勝 (フオンセカ新体制でのリーグ戦初勝利)
1.「概要」
・フランスリーグアン第21節 リヨンvsスタッドランス
・開催日 2025年2月9日(現地)
・会場 リヨン グルパマスタジアム
・結果 リヨン 4−0 スタッドランス
・得点者 36分タグリアフィコ 無し
68分トリッソ
79分シェルキ
90+3分ミカウタウゼ
・ボール保持率 68% 32%
・シュート数(内枠内) 15(9) 9(2)
・コーナーキック 6 6
・気温 8℃
2.「キックオフ前」
両チームとも、監督が交代したばかりでの対戦となった。
リヨンは勝点30で8位、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位モナコとは7ポイント差。
スタッドランスは勝点22での14位で、降格プレーオフの16位サンテティエンヌとは4ポイント差に位置する。
ホームのリヨンは、FW(フォワード)のラカゼットが欠場で、ミカウタウゼが先発となった。
2列目にはシェルキ、トリッソ、ヌアマが入った。
スタッドランスでは、日本代表FWナカムラケイトが欠場で、ディアコンが出場した。
MF(ミッドフィルダー)には、レギュラーのアタンガナと、サンギ、パトリックが入った。
日本人選手では、イトウジュンヤがいつもの右ウィングで、セキネはベンチからとなった。
3.「1st. half」
リヨンは基本フォーメーション4−2−3−1で、ハイラインでのプレスをかけてボールを取ると、DF(ディフェンス)、MFからのパスを2列目の3人が、流動的にポジションを替えながら受けて攻撃した。
スタッドランスは基本4−3−3で、攻められるとミドルラインからさらに下がって、4−5−1でブロックを作って対抗した。
但し、相手GK(ゴールキーパー)からのキックの場面では、前からプレスをかけた。
1st.halfでのリヨンのボール支配率は約70%であったが、20分ぐらいまでは両チームともシュートは少なく、チャンスは24分のリヨンのカウンターからの、ヌアマのシュートぐらいであった。
そしてリヨンは36分に、ボールを奪った後の速いパスのつなぎからシェルキがドリブルし、パスを受けたトリッソが中にクロスを入れ、左SB(サイドバック)のタグリアフィコが上がってきて、ダイレクトでシュートを決めて先制した。
1st. halfは、内容もリヨンがの方が上回り、スタッドランスにはチャンスは殆ど無かった。
4.「2nd. half」
両チームとも2nd.half開始時点での選手交代は無かった。
スタッドランスはラインを高くして、前から攻撃しチャンスを作り始めた。
逆にスタッドランス陣には1st.halfよりもスペースが生まれ、リヨンも52分には右SBクムベディが決定機でのシュートを打ったが、スタッドランスGKディウフに防がれた。
そして68分リヨンは、シェルキがフリーキックで上げたボールを、フリーになったトリッソがヘディングでゴールを決め、試合の勝敗をほぼ決定づけた。
スタッドランスも65分以降に、FW、MFの選手を入れ替えたが、選手層が薄いことからか若手選手を起用したが、この日は有効な活躍は見られなかった。
86分には、75分から途中出場したザビが危険なタックルでのレッドカードで退場した。
リヨンはさらに、79分のシェルキ、90+3分のミカウタウゼのゴールで合計4得点を上げて試合を終えた。
5.「まとめ(感想)」
この試合では以下の3点が試合を決めた大きな要因であると思う。
1つ目はリヨンが終始ボール保持率を高くして、試合を支配して進めた。
やはり試合の主導権を取る事が、この試合でも大きなポイントとになったと思う。
2つ目は、ボール保持とともに、奪われた後のハイラインでのプレスから奪い返し、かつ速いパスのつなぎでのショートカウンターから、得点を重ねた。
フリーキックとともに、ショートカウンターが有効であった。
3つ目は選手層の厚さに差があり、リヨンでは3、4点目には交代出場の選手も絡んで得点を上げることができたが、この日のスタッドランスでは若手選手が機能することは無かった。
スタッドランスには、決定的なチャンスは無かった。
しかし、イトウジュンヤはドリブルからのクロスを何回か上げてチャンスを作りかけて、88分にはセキネと交代した。
勝利には繋がらなかったが、いつもの様にキレの良いプレーを見せた。