アフリカに住むということ
ルワンダに移住して2週間が経ちました。(記事を書いている2/20現在)
1週間も経たないうちに、アフリカ(というか慣れない地域)あるあるの風邪と下痢の洗礼を受けましたが、今は元気に生活しています。
まだこちらに来てから2週間しか経っていませんが、今まで旅で来たアフリカと住み始めたアフリカでは大きく異なることを理解しました。
それは、ルワンダでの暮らしが他人事ではなく、自分事になった事です。
今まで世界中を旅していた時は、現地の生活の様子を写真や動画に収め、SNSにアップしてきました。
また、今回ルワンダに来る前までは、土日は暇だからYoutuberになってルワンダの現地の様子を伝えよう!と思っていました。
しかし、これらは観光客だからできた事でした。
移住後2週間も経たずに、ボスの仲間の紹介で友達ができました。
Odethという23歳の女の子です。
金曜の夜に数人のボスの仲間と食事をした際に知り合い、「明日一緒に教会に行かない?」という誘いに乗り、12時間後には彼女が活動する教会で会いました。
さらに翌々日は家に招待されました。
彼女は定職についており、平均より裕福な暮らしをしていますが、そんな彼女の家は、舗装されていない真っ暗で急な坂道を下った先にあり、水道・シャワー・トイレが屋外にある、薄暗い家でした。おそらくシャワーは水しか出ません。
彼女は決して貧しくはないです。比較的裕福な暮らしをしています。
近所の商店で10円のチャパティと10円のイベラハ、1L50円の牛乳を購入し、彼女の家で食べました。
しきりに「どう?おいしい?」と話しかけてくれて、実際に美味しいので「おいしい、ありがとう!」と答えました。
食後は恋バナや女子トークに花を咲かせ、最後に自分の部屋を見せてくれて、着なくなったキテンゲの服をプレゼントしてくれました。
帰り際に「ご飯代を払うよ!」と言ったところ、「ルワンダでは招待した人が用意するので、いらない。ここはルワンダだから。今度あなたの家で日本食食べさせてね」と。
自分よりもお金を持っているであろう外国人に対し、ルワンダ流のおもてなしをしてくれ、友達と何回も言ってくれてとても嬉しかったです。
さて、ここまでの流れで、友達の家や振舞ってくれたご飯をYoutubeなどSNSにアップできるでしょうか?
仮にOdethは撮影してYoutubeにアップして良いよ!と言ってくれたとしても、
「家汚い。良く住めるね」
「こんなもの食べてるの?お腹壊しそう」
みたいなコメントが来ることは安易に想像できます。
自分の悪口を言われることはムカつくけど耐えられます。
でも、友達のことを悪く言われるのは耐えられません。
これが、旅行で訪れて少し仲良くなって、帰国したら二度と会わない人の家だったらYoutubeにアップできたかもしれませんが、友達の家はアップできません。
以上が、この2週間で感じた、旅で来たアフリカと住み始めたアフリカの違いです。
今までのように週末トラベラーとして旅をしていただけでは絶対気づかなかったことです。
たった2週間で私の中では結構大きな出来事が起きたので、これからどんなことが起きるか、少し怖いですが、楽しみです。
実はOdethは平日は朝8:00〜19:00まで、土曜は8:00〜12:00まで働く働き者でありながら、通信制の大学院に通っています。
日本の平均的な23歳よりもかなり頑張っていると思います。
そんな彼女の生活を少しでも良くできるように、彼女の努力が報われるような社会を作るため、私もルワンダで頑張ります。