人間椅子2024年秋のワンマンツアー『バンド生活三十五年 怪奇と幻想』 11月14日 仙台 Rensa
人間椅子2024年秋のワンマンツアー『バンド生活三十五年 怪奇と幻想』 11月14日 仙台 Rensa
19:06〜21:30
セットリスト
SE 新青年まえがき
1.鉄格子黙示録
2.人生万歳
3.新調きゅらきゅきゅ節
4.埋葬蟲の唄
5.猿面冠者
6.芋虫
7.夜明け前
8.悪魔一族
9.見知らぬ世界
10.洗礼
11.無情のスキャット
12.赤と黒
13.宇宙電撃隊
14.針の山
アンコール:
15.神経症I LOVE YOU
16.エキサイト
17.どっとはらい
今日はいつにも増してお三方リラックスしておしゃべりも多く、パフォーマンスも実にサービス満点でした。
鈴木さん顔芸も諸々もめちゃくちゃ冴えてたなあ。
芋虫のギターソロはまた無茶苦茶長くまたグッとアレンジが変わった味わいで凄く良かったです。
ほんとギターソロは生き物だねえ…
雑談で会場めちゃくちゃリラックスしたせいか、アニキコールが過去最大くらいの声量でした。良いねえ。
アンコールで和嶋さんが出してきたエクスプローラーに鈴木さんが「弾いてみたいなあ…」といったので何と2人でとりかえっこ。
鈴木さんエクスプローラー、和嶋さんグラバーベースでしばし試した後、パラノイドをひとしきり弾いたのがすげぇカッコよかったです。
このパターンは人間椅子の曲は難しくて弾けないのでどうしてもカバー曲になる由。まあそうだね。
てなわけで今日も素晴らしい、最高のいい演奏、最高のいい音、最高の盛り上がり、最高に楽しいライブでありました。
人間椅子はほんとにいいバンドだね。
以下、その他をランダムにライブメモ。
・2曲目の人生万歳、大阪に続いて聴くの2回目ですが、やはり畳み掛けるリフの迫力がむちゃくちゃかっこよくて盛り上がりました。
人間椅子はこういう、アルバムでは割と地味な感じ(私見)なのにライブだと最高に生き生きとカッコいい曲が多くて困る(困らない)
これからもレアな過去曲をバリバリ発掘してライブで演ってくれることに期待です。
・4曲目の埋葬蟲の!唄の前に
鈴木さん「この曲のリフ(イントロからの)はハトの鳴き声からもらったんですよ。ポーポポーポポーって。僕はそのへんのハト(ドバト)がこういう声も出すんだと思ってたけど、和嶋くんがハトの種類が違うって。どこでそれ知ったんだろう」
和嶋さん「Youtubeです!キジバトが美味しいという話で。キジバトの鳴き声です。日本にハト何種類かいるんですよアオバトとか。キジバトは山にしかいなくて羽の模様が綺麗でそれこそキジみたいで。ポーポポーポポーって鳴くのはキジバト」
で2人がしばらく代わる代わる「ポーポポーポポー、ポーポポーポポー、ポー」とか「ポーポポーポポー、ポポ」(※鳴いたパターン正確に覚えてないので適当です)とか、途中で終わったり変な終わり方をするキジバトの鳴き声を再現して、「こうやって変拍子になるのもリフに取り入れたんです」ということで本編(曲)のイントロリフスタート。
2人のこの「ポーポポーポポー」の鳴き交わしが割と延々と続いて、それをずっと聴いている我々、という図が極めてシュールで面白かったです。
これが…ハードロックのライブ…😆
今日の仙台はこのMCを皮切りにゆるい雑談がいつもより更に多く、そのリラックスしたノリで演奏やるもんだから演奏も脂のりのり溌剌という感じでたいへん良かったです。
・5曲目の猿面冠者、自分が参加した大阪名古屋とも夢女の方だったので今ツアー初聴きでしたが、一昨日入手した怪奇と幻想DVDの過去ライブ映像で予習したので輪郭はつかめてました。
やっぱりこちらの方が夢女よりライブ向きだね(笑)
既に前の会場で聴いていた人や多分自分同様DVDで予習したらしいお客さんたちが早くも要所要所で腕を突き上げてノッたりしてました。人間椅子ファンの速攻適応力凄すぎる。
間奏のギターリフとか、独特の「表情のある」感じでまさに和嶋さんならではというギターでした。
何だか自分の世代に(自分も少し下ですがお三方とほぼ同世代なので)凄く馴染みのあるフレーズの感じがあるんだよなあ。何だろう?
・洗礼は楳図先生追悼ということで、先日の名古屋限りかな?と思ってましたが今日もやりましたね。
・ツアーでは毎回演り続けてお馴染オブお馴染の11曲目無情のスキャットですが、先日MVが1,600万回再生を超えたとのことで、改めてじっくり(腕振りつつも)耳を傾けてみました。
やはりこの曲には全世界の人に共感と共鳴を呼ぶ何ものかがあるなあと思いました。
・MCで和嶋さんが「昔アイドル雑誌を欠かさず買ってた」と言う前フリから、おニャン子は誰が一番好きだった?という話になり(鈴木さんはゆうゆ)和嶋さんは生稲晃子で、でもって昨日ニュース見てたらびっくりした!(政務官就任で)という話で笑った拍子に鈴木さんの首がグキッとなってました(笑。というか大丈夫?😅)
こういう流れで首を痛めることがありうるとはw
ちなみにノブさんは。おニャン子にはあまり興味なくて河合奈保子(と、柏原芳恵と榊原郁恵)が好きだったんだそうで。
和嶋さんがすかさず「〇〇が大きい人が好きなんですね!」と言ってました。自分もドンピシャ世代(ちょっと下)ですが一瞬では共通項に気が付かなかったよ。さすがだ(何が)
赤と黒の前のアニキコールの前に和嶋さんに「河合奈保子が好きなアニキ!」と紹介されて会場いい具合にリラックスしたせいかアニキコールがめっちゃデカかったわけです。
しかし赤と黒を歌うノブさんは何度でも言うけど本当に超カッコいいね。何で完璧に叩きながらあんなに完璧に美声でめちゃくちゃ上手い歌を歌えるんだろうなあ。
寸前にヘドバンプレミアムVol.2のインタビューでドラムへの真剣な取り組みの話を読んだのでそれを踏まえて全編のノブさんのドラムを観&聴くと、おお…となるものあり。
今の人間椅子にピッタリ合って、カッコよさを何倍にも高めてくれる最上のドラムであります。
アニキ最高。
この最高のドラム&歌から間奏のギターに切り替わるところ、ほんとにもう最高にかっこいいね。
・アンコールMCで、前述の通り和嶋さんが出してきたエクスプローラーを鈴木さんが弾いてみたいなと言ってギターとベースをパートチェンジして最終的にパラノイドをしばらく弾く流れがあったわけですが(鈴木さん、ギター演奏も迫力があってめちゃくちゃかっこいいよ!)その後に「ノブくんもやる?」「でもドラムは誰やる?」和嶋さん「…僕?」となり、まあやらなかったんだけどちょっと聴いてみたかったですw
よく考えたらそういうことは「人間椅子倶楽部の集い」向きですね。
残念ながらコロナ禍以降未だ再開せず、これからももしかしてもうやらないかも…という状況ですが、個人的には実を言うとFC限定イベントはまあなくてもいいか派です。できるだけ長くライブを続けていきたいというバンドの目標からすると、オープンなライブやフェスではないこっちの方面に準備時間と労力を割くのは負担になるのでは…という思いがあるもので(まあでもこれも自分の勝手な憶測に過ぎないので、再開する!となったらハイ喜んで!です😄)
でも和嶋さんのドラムはちょっと観てみたいと思いましたwまあ何かの機会に…
・大阪、名古屋とアンコール2曲目が地獄風景だったもので、今回ツアーで初めてエキサイトを聴けて喜びました。
やっぱりブチ上がるねえ。
よく考えたら生で聴くのは初めてかも。最高。
・和嶋さんが「来年新アルバムを出します」という話で、「恐ろしくてかっこよくて面白いアルバム」(だったかな…)と言った時「人間椅子で面白い曲って何がある?」と鈴木さん。
和嶋さん「ほら鈴木くんの蛞蝓体操とか」鈴木さん「蛞蝓体操しばらくやってないなあ。やろうか」ときたので(うわぁイレギュラーだけど演ってくれるの…!?)と皆でざわざわしましたが、やっぱり練習してないのでやらないとのこと(まあそうだね)
ついワクワクしちゃったよw
・最後はどっとはらい。
相変わらず鈴木さんのサービスを超えた大サービス炸裂。下手でベースゴリゴリ弾きつつ鬼ヘドバン、上手でグァッと足を開いて色々見せて😄の煽り、ステージ上を縦横無尽に動き回って元気でした。
実は今回、どうも鈴木さんの腰の不調が心配なのでいつもの倍くらい鈴木さんを見守るというか注視しがちだったんですが、鈴木さんの表情は本当にくるくる変わって素晴らしいね。妖艶あり面白い表情あり。
音もそうだけどパフォーマンス一つをとってもこれだけライブを魅せてくれるベーシストというのは稀有ですね。鈴木さん偉大なり。
もしかしたら腰はやっぱり痛いのかなあと思いますが、それを感じさせないプロぶりでした(鈴木さんの腰よくなーれ!)
てなわけで。
仙台、脂乗り切りまくりのファイナル前ライブでした。ホントこんなに素晴らしすぎるライブを惜しげもなく演ってくれる人間椅子さんありがとうございます。
さて来週の月曜はファイナル東京!!
久々にスタンディングも復活で、どんな盛り上がりになりますかね。
仙台までの流れからファイナルのセトリ予想してみました。
(予想セトリ)
1.鉄格子黙示録 2.暁の断頭台 3.愛の言葉を数えよう4.人間失格 5.夢女 6.芋虫 7.恐怖の大王 8.神々の行進9.水没都市 10.瀆神 11.無情のスキャット 12.赤と黒 13.天国に結ぶ恋 14.針の山 アンコール: 15.神経症I LOVE YOU 16.地獄風景 17.どっとはらい
まあ固定曲以外はそうそう当たらないんじゃないですかね…
泣いても笑っても最終回ということで、楽しみであります。
(終わり)