#32 できないこと

この時間

おはようございます。
昔やっていたバイトは、何時に来ても挨拶は「おはようございます」だったなぁ、とふと思い出しました。


はきだめ

私は「否定されること」が苦手です。
というか、強く言われることが苦手です。
口げんかで私より弱い人なんてほとんどいないと思います。
人に自分のことを否定されることを極端に嫌うから、人に言われたことで傷付きやすいから、言い合いになっても言い返せない。
自分がここで言い返したときに相手が傷つくかもしれない、さらに相手に言い返されて自分が傷つくかもしれない、そうおもって何も言えなくなる。
だから、相手が間違っているとしてもそれを注意できない。
もやもやだけが溜まって、喉の奥に何か引っかかった感覚が残って、
あの時言えていたら、って後悔だけが残っていく。
言い返せないくせに人一倍こだわりが強くて自分の思い通りになってほしいと思っている。
あまりにわがまま。自己中。

先日、自分のアイデアを形にするような授業がありました。どんなことを目的とし、何をしたいと思っているのかを先生や先輩たちからアドバイスをもらう、という形式。
そもそも発表が苦手な私が人数が少ないとはいえ、自分のやりたいことを人前で話すなんてとんでもないプレッシャーでした。自分の順番が来るまでそわそわしてしまうし、なんども頭の中で話す内容を反復していました。
そして自分の番。とても緊張しました。緊張して、私なりに頑張った。
けれど返ってきた反応はいまいち。「でもそれってさ…」から始まる聞き手の言葉。表情を見た時から呆れているのか、つまらないと思われているのか、とにかく私のアイデアはあまりよくなかった、という感じが見て取れる感じ。この時点で最悪。もうこの場から逃げたい、そんな感じ。結果的に言えばすでにそういうのって存在してるしやる意味ないでしょ、というものでした。この意見が出るだろうと予測していたから考えてきていた返答も、結局言えなかった。ただ、「はい」しか言えなかった。情けない。
後になって、「やりたかったことじゃないのか!」「なんで言い返さないんだ!」って自己嫌悪。ばかでしかない。
アイデア出しの時点で否定されたからってそのアイデアを形にすることができないわけではない。すべての意見が否定的なものではなかったし、やろうと思えばできる。だけど、きっとこれ以降ずっと否定された言葉が脳裏をよぎるんです。作業をしても、「でもあの時ああやって言われたじゃん」「これって何にも意味ないじゃん」って思ってしまう。
根に持つタイプ、と言われたらその通りだけれども、でも、嫌なことって良かったことよりも覚えているじゃん。忘れたくても忘れられないじゃん。
だから私はそもそも人に否定されたくない。人に言われたことで傷つきやすくて気にしすぎてしまうから。暴言を吐かれたり嫌なことを言われ続けるくらいなら、物理的な殴る蹴るみたいな方がマシだな、と思ってしまうくらいには、言葉で傷つきやすい。だからこそ、自分の発する言葉にも気を付けたいと思っている。


#32

大学の先生の多くの人は自分の中の信念を強く持っている人が多い気がする。その信念にのっとって授業をしていることも多いから、価値観が合わないと全然理解できないなぁ、と感じる授業も割とある。
年齢を重ねると重ねた分だけ経験が増えて「このほうが良い」というものが増えてくると思う。だからこそ、自分の中の信念、みたいなものが固まってくるのだと、自分でも、なんとなく感じている。自分も、20年そこらしか生きていないけれど、自分のこだわりが存在している。
人の感性を馬鹿にしたり否定することはしたくないけれど、その考え方に完全に納得できないことなんてよくあることなんだから、「協調」が求められるのかな、と思い始めている。「理解」だけに留まらない「協調」じゃなきゃ意味ない。まぁきっと世の中に、全員が納得できることなんて、ほとんど存在していなくて、いつもどこかの誰かが我慢しているんだろうなぁ、と思っている。

辞め時がわからなくなった。ここで書くのはおしまい。

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