メメント・モリ < 女
月刊クマガイvol.2視聴ありがとうございます
(https://youtu.be/BWxcZMAPXlg)
月刊クマガイ全部を聞いた方だと、理解してくれると思いますが
全部を聞いてない方の為に、補足しときます
最終的に女の辿り着いた先は、土っぽい女を求めるであった
土っぽい女に辿り着いた時点で、ほぼほぼ完結している為、何を書こうか迷っている
しかしながら、収録が終わった時点でNOTEをすぐに書かなければいけないとフィクサーに強く言われている為
従わなければならない
強引に書く事にする
女に対しては、結局マザーアースを感じるかどうかである
ただそこまでに行くには実質的な過程を踏んで行かなければいけない
わたしがなぜ土っぽい女に辿りついたのかを、わたし自身の実体験を通して説明しようと思う
非常に印象に残った女性ふたりを紹介しよう
まず一人目は16才の時に知り合った女性で、7年程の空白を挟み再開した女性である
23~24才の時だったと思う
誰が見ても美人だった
少し個性の強い女性で、PUNKなノリが美人と相まってさらに魅力を助長させていた
話す内容も前向きで、たくましさも持っている様に思っていた
わたしは、当時ヒッピーの世界に傾倒していた「インド」or「アラスカ」どちらに行くか悩んでいた
要は、バックパッカーに進んでいた時期である
彼女は、自分自身の美人に胡坐をかいてるように思っていた
もっと自分自身を磨けばいいと思っていた
自分自身に付加価値をつけるべきだと、毎回話していたように思う
彼女は、それをしなかった
パチンコ屋のコーヒーをいれる仕事や
雑貨屋の年齢の行った男性店長を、持ち前の美人PUNKで押し切って雑貨屋で好き放題やってた
わたしは、車の工場に出稼ぎに行き11ヶ月で250万円程を貯めた
リーマンショック前だった為、車工場は当時、3年間働けば1000万円稼げる仕事であった
そこで旅費を貯めて、旅仕度を整えていた
その間も彼女は何一つ改善していなかった
残念だったが、わたしは自分自身への道へ準備をひたすらに進めた
「その美しさは永遠では無いんだよ」
「必ず、晩年に後悔するよ」
何度も言ったと思うが、彼女の琴線に触れなかった
いよいよ旅立ちの日が近づいた
わたしは、人間の坩堝のインドを選択した
前日に彼女がこう言った
「インドなんか行かないで、一緒にいてよ」
わたしはインドに旅立った
飛行機に乗った時点で、彼女の元から全てが引き剥がれて行くのを感じた
それから14年以上離れているが、共通の友人が若くして亡くなった為
2人で墓参りに出かけた時が1度あった
数年振りに再開した時、怪しく危うい美しさがあった
この数年に色々あったのだろうと思った
わたしは、その妖艶な美しさに死を感じた
何も詮索しなかった
わたしは2年間、浜松市のとある山奥で陶芸家の内弟子として過ごしていた
携帯やPCを持たない生活
いわゆる【山籠りである】そこまでの経緯は割愛する
2年間、陶芸三昧だった
畑とかもやっていた
セックスとは無縁だった
2年間の修業を終えるタイミングで青森から世襲ではあるが、陶芸家を継いで欲しいとオファーがきた
わたしは、なにもかも全ての条件が満たされていたそれを断った
大阪行きをこの時点で決めていたからだ
しかし同年3月11日に東日本大震災で地元気仙沼被災して帰郷
1年間、復興につとめて行く事になる
その間は、まったく肉欲とかけ離れていてその期間まったくタタナカッタ
まる3年間以上の期間は女性と肉体関係をもっていなかった
1年間災害復興に向き合いそこから大阪へ来て今に至る
被災地とは違い、大阪は華やかだった
人もおおく活気があった
わたしのムスコも活気を取り戻し始めていた
その時、1人の女性に出会った
全ての3年間以上あった肉欲の欲求は完全に崩落した
貪るように肉体関係を持った
肉体的な快楽とはたまにタナトスを感じる時があり、それに触れたくて一心不乱に肉体関係を持ち続けた
ただこれは危険だなと感じていた
完全に肉欲に溺れていた為、黒い底が見えていた
それでも肉欲のワルツ、肉欲のトランスにはその時あらがえなかった
それだけわたしの心は、タナトスに支配され犯されていた
死を身近に感じていた
死を感じるのが、死を受けいれる事だった
少しずつ、ここ数年の死へに対しての整理がついてきた
肉体的な快楽にタナトスを感じれなくなった
そのかわり生への渇望が湧きあがるようになった
「もっと生きる もっと生きないと 生きよう」
「この命を生きよう」
わたしは、駒を前進させた
死への賽は投げられた、生に変わって
わたしは、それから女性を見る時に「おっぱい」から「おしり」に切り替わっているのにきづいた
梅田に行っておしりばかりを見ていた
生への渇望が生を誕生させる女性のおしりになったのかわからないが、そこは土壌だ
一番大切かもしれない
わたしは、豊潤な土壌を探していた
ハンティングモードである
そこで一番おおきなおしりを持つ女性を見つけた
それがわたしの今のパートナーである