Alien Mind Cafe #5
だいちゃんからの仕事は2週間ほどだった
はんは上機嫌で空師の手元に行っていた
手土産に現場で見つけた大きな蜂の巣などをピカスペースに持ち込んできた
話す内容は、だいちゃんの事ばかりだった
同時期にだいちゃんが移動図書館の中古の車を購入した
購入してすぐにその車を見せに来てくれた、キャンピングカーと遜色ないくらいの広さと使い勝手が非常に良さそうだった。
これでキャンピングカーの半値くらいだったのでいい買い物をしたなと感じた
キッチンカーの構想が前々からあったのでちょっとうらやましく感じた。
だいちゃんはそこからが早かった
1週間程度で移動図書館の車をオフグリッドシステムを導入したキャンプ仕様の車に変更した。
もう一度見せに来てくれた
完璧に仕上がっていた
はんは、棚にあるカセットテープに目をとめた
この車はカセットテープオンリーだった、だいちゃんはそのままカセットテープで音楽を聴いていた。
車の改造でインテリアを探しにリサイクルショップをまわっている最中に気にいったカセットテープも購入していた。
はんは「カセットテープいいね」この車でAlien Mind Cafeをやらしてくれと言っていた「いいじゃん いいじゃん」と合いの手をしてうながした。
淡路での商売の兼ね合いで大阪新世界から度々離れていた
実家の兼ね合いもあり気仙沼に帰省したり、また淡路に行ったりとかなりバタバタ移動していた。
そんな時にたまに会えば、「はるきくん カセットテープ結構買ったよー かなり高いんだよね」と言い
「Tシャツどうなった?」と聞けば全然進んでいなかった
4ヶ月以上が経過していた。
PAXでモンゴル人の女性が展示をするといい、その時に便乗してAlien Mind Cafeもすると言っていた
※PAXとははんの住むゲストハウスである
友人の初個展があればそこでもAlien Mind Cafeをすると言っていた
「いいじゃん いいじゃん」と合いの手をしてうながした
桜も散りはじめた位の時期だった
はんはあいかわらずの寄生虫ぶりを発揮していた
続く
※Alien Mind Cafe試聴方法
SpotifyのAppをダウンロードしてもらい検索で「Alien Mind Cafe」と入力する
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