迷子タイム
【日々をドラマチックに】
まぁ慣れるもんだよ。
何がしたいのか、
何をすればいいのか、
全く分からなくて。
不安で寂しくて心細くて、
いてもたってもいられない。
そんな時間を迷子タイムとよんでいる。
じたばたしたところで
どうにもならないこの時間は、
じたばたするための時間でもあるし、
全力でもがけばいい時間でもあるけど、
もがいたからと言って
迷子タイムが終わるわけでもない。
苦しいし引き返したくなるんだけれど、
迷子のままでいるしかなくて、
もがいている中で無為に出したその一歩や
もがいているから踏み出せたその一歩は
考えていたら進めない場所へ私を運ぶ。
あぁ、なんだ迷子タイムか。
と気づく頃には迷子タイムも終盤で
進む道もぼんやりと見えてくる。
同じところをぐるっと一周して螺旋階段を上がるときもあるけど
笑っちゃうぐらいに有り得ない場所へ到達してるときもあるし
迷子だからたどり着けた場所もあるんだろうな。
どちらにせよ
苦しくて、いてもたってもいられない迷子タイムは、大切なんだ。
何回もやってると、まぁ慣れるもんだよ。
とはいうものの
毎回、うんざりするんだけどね。
でも必ず迷子タイムには終わりがあるし、
途中離脱もできるから、好きにしたらいい。
正解なんて無いのだから。
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