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お墓参りの感想(「バトンを受け継ぐ」ということ)

こんにちは!
ぴかーるです!! (^O^)/

昨日、お墓参りに行ってきたので、
その時に思ったお話をしようと
思います!! ^^

今年の8月に私の父が亡くなり、
49日の法要を終え、当初は
10/3が納骨式の予定でした。
ところが、悪天候が予想されたため、
お寺の住職とスケジュールを確認し、
1日前倒しとなりました。

私は既に予定が入っていたため、
私の兄家族だけで納骨式を
執り行ってもらいました。
そして、納骨式から
遅れること1週間。
昨日ようやくお墓に、ご挨拶してきた、
という次第です。

私の母は6年前に他界しており、
父は6年間、1人で老人ホームに
いたことになります。
今、思い起こすと、この6年間
色々なことがありました。

母が他界したのが2018年9月。
父は母と一緒に入っていた施設に
そのまま入り続けていましたが、
2020年にコロナが世界を襲います。
施設は面会禁止になりました。

それまで面会できていた時は、
父を散歩や食事に連れて行ったり、
春には桜を見に一緒に行ったり、
父が幼少期に育った街に
連れて行ったりしました。
そしてその度に、父は、
昔を懐かしんでいる様子でした。

ところが、面会が禁止になると、
認知症が進んでいきました。
このままこの施設にいては、
認知症が更に進んでしまい、
そのうち私たち息子2人のことも
認識できなくなってしまう。
まずは、面会OKの施設を捜し、
その施設に引っ越しをしよう。
そのため、面会が許される施設を
くまなく探しました。

ところが、都内で面会OKの
施設は1つも見つかりません。
都内のみならず、首都圏近郊に
対象を広げて探してみました。
それでも、見つかりません。

結局、都内から一番近い
面会OKの老人ホームは、
静岡県の御殿場市で
ようやく見つかりました。

御殿場って、どんなところ??
縁もゆかりもなかった場所ですが、
迷いはありませんでした。

ちょうど我が家も子供たちが
大きくなって、手狭になっていた時。
これも何かの縁か思い、エイヤーで、
御殿場に引っ越してきました。
それから3年半し、現在に至ります。


父の胃袋は本当に丈夫で、
外食も許可が出ていたので、
御殿場市に来てからは、
自宅で一緒にご飯を食べたり、
父の好きなレストランに行って、
食べるのを楽しみにしてました。
そして、いつもペロッと完食してました。

しかし、元気だった父も、
晩年に脳梗塞を起こしてからは、
食べるのは勿論のこと、
声を発するのも難しくなりました。
そして先日、91年の生涯を閉じました。

葬儀で何かとバタバタ忙しかったですが、
色々なことがようやく落ち着き始めて、
父が納骨されている墓石の前に立って、
いくつかのことが頭に浮かんできました。

振り返ると、私自身は3年ほど
お墓参りをしてませんでした。
静岡県に住んでいるので、東京まで
かなり遠いというのもあるのですが、
父がまだ健在の中で、お墓参りよりも
御殿場で父の面倒を見ることの方に
優先度を高くしていたなあ、と
今になってみると思います。

墓石に目を移すと、
新たに墓石に彫られた父の名前が
母の名前の隣に刻まれていました。
それを見た時に、改めて
父と母が二人で並んでいる姿が
本当にお似合いだなあ、と。
そして、父も母も再び天国で
一緒になって嬉しそうにしている姿が、
目に浮かびました。

母が他界してから、6年間。
父は傍にいた母がいなくなり、
ずっと寂しい思いをしていました。
そんな父を励まそうと、
この6年間は、父目線でしか
物事を考えてなかった気がします。

でも、今日こうして二人が並んで
楽しそうにしているのを見ると、
母も父と同じように6年間、天国で
寂しい思いをしていたのだと思いました。

お母さん、ごめんね。
お父さんのことに精一杯で、
お母さんが天国でお父さんのことを
ずっと待っている気持ちに、
気づいてあげられなかったね。
でも、こうして2人でまた会えて、
本当によかった。

ひいお爺ちゃん、お爺ちゃんと
坂本家は受け継がれ、
父と母は、確実にそのバトンを
兄と私に渡してくれました。

特に、兄弟で仲良くバトンを
引き継げたことに対して、
両親には本当に感謝です。

兄弟の仲がいい状態で、
親からバトンを引きつぐことは、
今の時代、決して簡単ではありません。

その点、生前に父と母が、
兄弟仲良くバトンを引き継げるよう
遺言やエンディングノートなどを始め、
細かい点に至るまで、私たち兄弟に対して、
事前に準備をしてくれたことを思い、
改めて深い感謝の気持ちで一杯です。

父も母も、
自分たちは世を去るからと言って、
後の世界はどうなっても関係ない、なんて
絶対に思ってないはず。

むしろ、自分の子供に対して、
バトンを渡した後に、兄弟同士が
仲良くしてくれることこそが、
バトンを受け渡す側としての
一番の願いであると思うのです。

逆に、どんなに父と母の人生が
素晴らしいものであったとしても、
バトンを引き継いだ自分の
子供たちが兄弟で争ったら、
天国でどんなに悲しむことでしょう。

こうして丁寧にバトンを
繋いでくれた父と母を見習って、
私も兄弟仲良くしながら、
3人の子供に、確実にバトンを
繋げるための準備をしよう、と
改めて心に誓いました。

お父さん、お母さん。
改めて、完璧な形でバトンを
引き継いでくれてありがとう!

僕たち、兄弟仲良くやっていくよ。
そして、本当にお疲れ様でした。
天国で、お父さんとお母さんは
末永く幸せにね。

僕らも数十年後にバトンを
渡し終わったら、
また天国で会おうね。

ここまで読んでくださって、
ありがとうございます!! (^O^)/

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