【#ながら世界一周】自由を求め、旅人になった日 2021/03/29
僕がなぜ働きながら世界一周したいかというと、
「自由な生き方に憧れているから」というのと
「学生時代の一人旅が忘れられない思い出になっているから」だと思う。
僕はバックパッカーだった時期がある。
2018年、大学4年生の時にバックパックを背負って1人旅にでた。
沢木耕太郎が旅した深夜特急の世界を、
この目で見たいと思ったことがきっかけだった。
初めての海外旅行だったし、1人だったし、
航空券は片道しか買わなかったけど、
そんなに不安じゃなかった。
出発の日のことをよく覚えている。
その日は飛行機の時間に合わせて朝5時に家を出た。
11月の午前5時はまだ真っ暗で、空気は冷え込んでいた。
それでも僕はこれから始まる旅に興奮を抑えきれず、
バックパックの重さも忘れて夜明け前の街を全力で走った。
そしてタイのスワンナパーム空港に到着し、外へと繋がる大きな自動ドアが空いた瞬間、とんでもない熱気に圧倒された。
「・・・来た、来れた、来れた!!!!」
何もかもバカらしくなるくらい暑い東南アジアは、
その熱気でもって僕を歓迎してくれた。
それからの毎日はとにかく刺激的だった。
東南アジアとインドを旅したが、
世界には色んな人がいて、色んな生き方があった。
そんな言葉は今まで何度も見聞きしてきたが、
それを実際に目の当たりにすると確かに衝撃を受けた。
あれから2年、僕はあの興奮を思い出しては、
また旅に出たいと思うのだ。