「そうあなたが世界を変えたっていいんだよ」

日記とか日々の記録ではない文章であり、思い出をなんとなく書きたくなった。特に理由はなくただ少し懐かしい気持ちになったから。
記事タイトルとして記した言葉は2010年TOSHIBA ダイナブック(ノーパソ)のCP。
この広告に起用されていた山下智久さんのおたく、ファンである時間が私のおたく人生の中で誰か1人を1番として定めてファンでいることをする時間として1番長かった。今現在は自担推し制度を廃止したため山下さんの記録は今後恐らく破られない。彼が旧ジャニーズ事務所から退所した際に次の自担を見つける事も出来なかったので最後の自担になった。これも暫定。未来はまだ分からないから。


事務所を辞めずに今もいてくれたらあのまま山下さんのおたくをしていたのかなあ…と考える事もあったがそれもまあ今考えてもしょうもない事で。当時を思い返したら山下さんのライブと現在いる界隈をハシゴとかしてたので掛け持ち金と時間と体力と…の限界が近づいていたのはわかっていたように思える。
事務所を辞めてしまった山下さんにというよりは私がおたくとしてやる事が無くなってしまった。今年は地上波ドラマ主演に戻ってきてくれたが海外ドラマ撮影が1年の大半をしめる俳優カテゴリのおたく、することがなかった。もちろんSNSとか諸々で情報キャッチして楽しく過ごしている人もいるだろうし、日本のファンにも気遣ってくれてるなあとは思うのだけど私がおたくとして金を出し時間を作ってという事が無くなってしまった。
そもそもグループに所属していたころから毎年ツアーがある訳ではないしソロになってからの方が年一ツアーはあったように思う。大好きだったアリーナツアーからホールになった時はかなり絶望したが(キャパ云々じゃなくて細かい地方まわりと平日の多さ)その時点の限界まで頑張って回ったし今はどれも楽しかったなーと振り返るばかりだ。
私が今現場に行く体力胆力みたいなものの大半は山下さんのおたくとして過ごしていた時間から培われたものだ。本当にあちこちに連れていってくれた。行きたい!行かなきゃ!と勝手に行っているのだけれど一つのツアーで九州関西北陸北海道東北関東と行くということ今現在では考えられない。博多が近い、札幌も近いと思わせてくれた(別にいいことではない)のも山下さんで行っていたからなので躊躇いなくチケット申し込みしてしまう。近いから。
友達と行った各地に楽しかったり美味しかったりの記憶がある。札幌のリキュールかけるアイス、夜パフェ、お寿司、お肉。博多のモツ、アイス。長崎の茶碗蒸し。大阪のうどん、肉。北陸の海鮮。京都のショコラ。圧倒的な北海道。アイス食べるために行くまであった。震災があった時のツアーも仙台にいる人なのに4月の大阪から国内全部行った。今考えると馬鹿だなと思うけどあの時の自分は何かに負けたくなくて必死だった。東北から直行便が無くて東京経由して大阪に向かった。どうしてもコンサートの開始には間に合わなくて必死に走って城ホの扉を開けてもらった時に聞こえてきた抱いてセニョリータのサビ、一生忘れないと思う。他にも沢山忘れられない光景がある。その大半が私の中ではまだ比較的鮮やかに取り出す事が出来るのでこのまま記憶の真空パックに入れて保存したい。
SNSだったり実際の現場であったり話したりする友人も山下さんのおたくをしている時期やきっかけで得た縁が多く、今も優しく付き合ってくれてありがとうの気持ち。これ見てくれるか分からないけど時々タイミングがあったら遊んでね。

なに?遺言?もしくは担降りブログ?みたいな流れだけれどそういうつもりではなくどちらかというと感謝状。

私はおたくとしてやる事が無くなってしまい、担当推し制度も廃止したため山下さんを自担とすることも無くなったけれど今もどこからでも見える場所にいてくれる事にありがとうの気持ちしかない。 
やっぱりそれが1番似合うひとだと思うし、その場所を手放して欲しくない。私がどれだけ世界の端っこにいても振り返ったらあそこだなって分かる場所にいて欲しい。
ずっとそう思っていたし今年地上波ドラマに戻ってきてくれたのでもう多分大丈夫だろうと思っていたらまた海外で仕事をしている(笑)
お金が……かからなくていいのかもしれないけどねえとなりつつ時々SNSを見て元気で良かったーとなるだけのひとになってます。
ずっとずっとそうやってふわふわ苦労なんてないみたいに笑っていてほしい。繰り返しになるけどどこにいても分かるような場所で見上げさせていて欲しい。時々思い出したように立ち寄る事が出来たらいいな。そんな風に思ってます。

色んな気持ちを寄せられても綺麗に笑っていて欲しい。
どうか幸せでありますように。

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