日々の幸せ生産機、焼き芋
最近、というより去年の冬ぐらいからずっと焼き芋にハマっている。
朝食は専ら焼き芋ときている。
毎朝、起床したらまず焼き芋の準備。
洗ったさつまいもをアルミホイルでくるんで、電子レンジ(オーブンモード)の予熱なし、200度、30分で加熱していく。
電子レンジが我が家にやって来た当初、レンジで数分で作れるという方法を試したものの、水分が抜けてあんまり美味しくなかったため、調べてみたところ、上記の作り方を発見した。
これが大当たりで、私にとっては日々の幸せ量産機となっている。
加熱している間は、他のタスク(主に筋トレ)を済ませる。
ちょうど筋トレが終盤に差し掛かる頃に加熱終了を告げるタイマーが鳴る。
しばらくそのまま電子レンジの庫内に放置して余熱でふかしていく。筋トレの残メニューをこなすと大体5〜10分くらい放置しているだろうか。
この放置タイムが意外とポイントだ。
芯までホックホクになって、最後まで美味しく食べられるという訳だ。
以前は焼き上がり直後でも美味しいと思っていたけど、ちゃんと熱が通ると外側が柔らかい蜜っぽい食感、中身はホックホクになるということを発見した。
これは世紀の大発見に違いない(絶対違う)。
コンビニスイーツも優秀だし、手軽に食べられるから買ってしまいがちだが、焼き芋も引けを取らないくらい美味しい。
これが自宅で作れるという幸せ。現代に住んでいてよかったと思う瞬間とも言える。
さつまいもの品種に特にこだわりはないので、近所のスーパーで売っている4〜5本が袋詰めになっているやつを購入している。
毎週購入してるから分かる話だが、去年は紅はるかだったけど、今年はシルクスイート推しらしい。
どっちも美味しいし味にこだわりはないけど、紅はるかの方が知名度高いのは知ってるから、正直なところ「たまには紅はるか入荷してよ」と思っている。
焼き芋朝食制を取り始めてから、朝食のメニューに迷うこともなくなったので、胃腸のリズムは安定してきた印象がある。
それまでは手軽さから「朝はパン♪」派だった。(ちなみに食パンは超熟が好き)
本当はラピュタパンにしたいけど、面倒だからバター乗せたりハチミツ乗せたり、ツナマヨトーストにしたりと味変を重ねていた。
食パンも美味しいには美味しい。
ただ、食後の満足感でいうと間違いなく焼き芋に軍配が上がる。
ちなみに一人暮らしを始める前は朝食はご飯派だった。
正直忙しい朝は睡眠時間を確保する方が重要だから、これを一人暮らしで実行するのは無理ゲーに近い。
毎朝ご飯炊いて、おかずを考えないといけないし、食器もしっかり洗わないといけない。
今でこそレンチンご飯という手段を取り入れられるようになったけど、やっぱりおかずを用意するのは大変な手間だ。
だから、ちゃんと朝食を作れる人を尊敬する。
少なくとも私は、自分のために朝食作りをそこまで頑張れない。
焼き芋と、時間があれば簡易的なスープを作ったりして、1〜2品、素材の味で完結するもので十分だ。
夏になるとさつまいもの入荷が減ることだけが唯一の欠点だ。
そのせいで夏は食べられない日が数週間続いた。
涼しくなってきたことのメリットとしては「これでさつまいもに困ることはなくなる」という点だろうか(笑)
寒いのは嫌いだが、根菜類、温かいものを無限に食べられるいい季節だとは思う。
あと、できれば香港時代に食べた中華粥が食べたい。
子供の頃に食べた味覚というのは不思議なもので、もう10年も本場の味を食べていないというのに、美味しかったことだけは覚えている。
ピータン粥やら猪血粥、なかなか日本では出会えない味だからこそ、忘れられないのだろう。
香港料理レストランでは、中華粥になかなか出会えない。
今度、通販とかで食材探してみて自作してみようかと思う。(まずは米から?)