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アート思考とは?多様性を基にしたチームビルディング体験

こんばんは。
11月も折り返しとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
来年以降のの手帳にスケジュールを書く中で、月日は立つのは早く、何かをやるにはスピード感が大事だなと感じる日々です。

最近は、今までやらなかったことにも挑戦すること、
自分の視野を広げるための行動を改めて増やしていこうと思い、
いろんな体験やイベント、新しい人との出会いを楽しんでいます。

直近では、株式会社ソーシャルインテリア主催のイベントの中で、
創造性UP「アート思考ワークショップ」多様性を基にしたチームビルディング体験会 by NOMAL ART COMPANY に参加してきました。

アート思考という言葉はなんとなく聞いたことがあるような気はしつつも、具体的なことを全く知らなかったこと、
チームビルディングの重要性は自分自身も事業立ち上げの過程で大事にしてきたことであり、世の中でも注目されていることもあり興味深いと思い、いざ。


アート思考とは?

アート思考とは、アーティストが「0」から「1」を生み出す過程で行う発想法のように、常識にとらわれない自由な思考法のことで、ビジネスにおいても独創的なサービスや商品を生み出す思考法として注目されています。市場に似た商品が溢れている環境下では、社会に革新的な価値を生み出すためにアート思考を活用する企業も増えています。東京大学、京都大学、東京藝術大学などの国立大学と企業の間で、産学共同研究も行われています。

JMAソリューション: アート思考とは何か?どのように身につけるのか?

アート思考ワークショップ

今回は実際に3−4人のグループを組んでワークに取り組みました。

(1)自己紹介

まず最初にグループ内でお互いのことを知るために、
30秒で名前、仕事、今日の参加目的ををシェアしました。

(2)第一印象

まずワークを始める前に
3種類の付箋を渡され、そのうちの2枚に
グループ内の人の「最初の印象」と「この人こういう人かな?という印象」(思い込み)というものを書いて渡す。

(3)アートのカードの中から「嫌いなカード」「好きなカード」を1枚ずつ選び、それぞれの理由を説明する。

50枚のアートカードがあり、1分弱の中で自分の嫌いなカード、好きなカードを選びました。
同じカードを選ぶ人がいるグループもあれば、同じカードでも好き・嫌いが逆、まったく誰も同じもを選ばなかったなど様々で、
それぞれの選んだ理由、絵に対する解釈も多様性に富んでいました。

(4)カードを使って自分美術館を作る

次はこの50枚のカードを利用して
自分自身を因数分解し、今の
自分を表現する美術館を作るワーク。
どのカードを何枚使って、どのように配置するかも自由とのことで、
最後にこの作品につける
「タイトル」、「自分を構成する要素(タグ)」を3つつけるならなんとつけるか?ということを時間内にできるところまで作成する。

作成後にショートタイムで説明し、右隣の人がその作品に対して1つ質問するというワークで、それぞれの選んだ絵の捉え方、今の内情などがアートと言葉を通じてとてもわかりやすいと感じました。

(5)ワークショップ中に感じたメンバーの印象

最初の第一印象の付箋とは別で
このワークを通じて感じたチームメンバーへの印象を付箋に書いて渡し、
受け取った本人は実際はどうなのか?という話をしました。

他人からの印象と実際の自分の感じていること、
自分をどのように表現しようとしているのかなど、
シェアの時間を通じていろんな価値観を知るきっかけになり、
もっといろんな人とやってみたいと感じました。

(6)対話型鑑賞法

最後はアート思考の中でもよくある方法である対話型鑑賞方を体験しました。

①1つの作品をじっくり観察
見たものに対する自分の考えを頭に描く。この際、絵に対する背景の正解を探すのが目的ではなく、自分がどう感じるのかという自分軸に目を向けるのが大事なのだそう。

ニューヨーク近代美術館で開発された方法で、想像力や考える力を高めるためのアート鑑賞法の一つです。ビジネスにおいても想像力や思考力を鍛えるためのトレーニング法として活用されています。その手順は以下のようなものです。

JAMソリューション:https://solution.jma.or.jp/column/c230803/

この自分自身が感じた印象をなぜそう感じたのか?
色味や雰囲気など言語化しながら考えを深掘りしていく。

②同じグループメンバーで意見交換
メンバーそれぞれの感じたものを分かち合う。
ここでもその意見に対する正解・不正解を問うのではなくお互いの意見を聞きながら作品への印象を深めていきつつ、対話していくなかで、
自分や人の思考の違いやどういう部分に反応しているのか理解が深まりました。

感覚的に感じたこと含め、相手に伝わるように説明するのは
表現力が磨かれるなとも感じました。

この際、1つの解釈にまとめることが目的ではなくそれぞれの解釈の違いはある状態で問題ないのだそう。

③他のグループとメンバーとの意見交換
人によって感じ方が違う部分もあれば、
同じ見方の人もいるんだという気づき。
全ての人が同じ見方をするわけではないというのを体感でき、日常の中でも意見の相違や物の見方が異なる事象が起きるのは当然と納得できました。

アート思考に関連する書籍

私自身は「アート思考」というものに初めて触れましたが、もっと詳しく学びたい、知りたいという場合は書籍も多くあるそうです。
特に参加者の方の中でアート思考を知るきっかけになった本としてこちらの2冊が上がっていました。
私も今回のワークショップをきっかけにアート思考についての知見を増やし、取り入れていこうと思いました。

まとめ

今回この「アート思考ワークショップ」に参加し、身近な人との打ち合わせやコミュニケーションツールとして取り入れて見たいと思いました。
今回は初対面の方々とのワークでしたが、普段から関わりのある人や仕事仲間とやることで、お互いのより理解が深まるきっかけや、物の見方・解釈の違いに気づける可能性がありそうだと。
新しいこと体験する・知ることは自分自身の視野を広げ、経験値を高めることに非常に有効だと思うため、みなさんもぜひ機会があればチャレンジしてみることをお勧めします。

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