野球で剥離骨折(マレット指)し、ワイヤー手術して復帰するまで。
こんにちは
9月も折り返し、まだまだ残暑厳しいものの
秋の気候を感じる日もでてきましたね🍁
野球界では大谷翔平選手がまたまた大活躍されていますね⚾️
野球といえば
私も趣味の一つにスポーツがあり、
野球の練習へ定期的に参加しています。
そんな中、
7月の野球の守備練習の際に、
利き手の薬指を骨折してしまいました!
結果的に手術をすることにもなり、
その時の経緯や対処についてまとめておこうと思います。
◆突き指と思っていたら骨折だった
私は中学生の3年間でソフトボール部に所属しており、
練習に没頭した結果、2年生の途中からレギュラー入りをし、
ショートとピッチャーを担当していました。
社会人になってからスポーツをする機会も減っていましたが、
経営者仲間の方や友人にお誘いをいただき、野球やバレーボールなどやるようになりました。
実際に練習に参加してみて、
ソフトボールと野球は似ているようで異なるスポーツであることを体感し、
練習に励んでいた最中、守備練習の際にセカンドゴロを取り損ねて右手薬指とボールがヒット!
痛みと共に少し指先が曲がった状態になったのでした。
この時点では痛みはあれど我慢できないほどではないと思い、
そのまま練習を継続し、守備とバッティング練習も参加して帰路につきました。
曲がった指先は若干の変色と腫れた感じがあり、
この時点では「ちょっと突き指してしまった」と考えている程度でした。
しかし、看護師の友人の岡野ちゃんに相談したところ
骨折している可能性があると助言を頂き、
簡易的な応急処置を教わり、翌日朝イチで最寄りの整形外科を受診しました。
診察結果は右手薬指の第一関節『剥離骨折(はくりこっせつ)』していたことが判明💡
『マレット指』と言われる症状でもあるようでした。
◆剥離骨折とは
骨の一部が腱や靭帯に引っ張られることで
骨から剥がれ落ちるようにして起こる骨折です。
主にスポーツなどで指や足首に強い力がかかる際に発生しやすく、
突き指や打撲と間違われることが多いです。
症状としては、痛み、腫れ、関節の動きが制限されるなど。
突き指や打撲だと思って放置してしまうと、
適切な治療を受けられずに症状が悪化する可能性があります。
そのため、痛みや腫れが引かない場合は、
早めに医師の診察を受けることが重要と言われています。
応急処置
基本的には患部を冷やし、安静にすること。
また、患部を固定することで、さらなる損傷を防ぐことができるそうです。
◆マレット指とは
マレット指は、指の末端部分が伸ばせなくなる状態で、通常は外傷によって指の腱が断裂し、骨が剥離することによって引き起こされます。一般的にはボールなどが指先に強く当たることで発生し、指の先端が垂れ下がった状態になります。
◆これらの対処法
自然治癒はあり得るのか?
自然治癒は難しい場合が多いそうです。
特にマレット指では、腱がしっかりと再生しない限り、指の機能が回復しないことがあります。そのため、適切な治療が必要と言われています。
手術
手術が必要になる場合もあります。
特に骨の剥離が大きい場合や、腱の断裂がひどい場合には、手術が推奨されることがあります。
手術をするなら、怪我をしてからどのくらいの期間内が良いのか?
怪我からできるだけ早い時期に手術を行うことが望ましいとされており、
大体1−2週間以内が理想だそうです。
時間が経つほど、組織の回復が難しくなり、治療が複雑になることがあると言われています。
◆手術手法
①切開:
傷口を切開して治療を行う方法で、直接的に損傷を修復できます。
②ワイヤー:
ワイヤーを使用して骨や腱を固定する方法です。
しかし、病院の設備によってはワイヤー手術が行えない場合もあります。
◆受診の流れ
①整形外科:
怪我をしたらまず整形外科を受診します。
診断のためにレントゲンやMRIなどの検査が行われます。
②紹介状を取得する:
症状が重い場合や、特別な治療が必要な場合には、専門の病院への紹介状を発行してもらうのが有効です。
③セカンドオピニオン:
必要に応じて、他の医師の意見を求めることも重要です。
私の場合は、最初に診察を受けた病院では手術が不可能であると言われ、
セカンドオピニオンを受けた病院から大手の病院を紹介していただき、手術による治療を受けることになりました。
切開手術になるか、ワイヤー手術になるかは電話での問い合わせはあまり対応してはいないようで、
診察を受けてみないとわからないという点が病院探しの難点ではありました。
結果的に私は4つの病院を渡り歩くことになりました。
◆手術からの通院/リハビリ
紹介状を書いていただいた病院で診察し、翌日の朝一で手術することになりました。
前日の夜から手術までは水も含め摂取できる時間が決まっているため、
ある程度余裕を持って過ごせる状態を作ることをお勧めします。
◎全身麻酔や日帰り入院手術になるのか?
入院は基本なく、 多くの場合、日帰り手術になるそうです。
そのため、入院保険を利用したい方にとっては保険適応外となるため注意が必要です。
麻酔も部分麻酔で行われます。
私の場合は手術箇所の指の付け根に2回部分麻酔を打ちました。
部分麻酔が痛いことは事前に説明を受けていましたが、
想像以上に痛くて驚きました。
痛すぎて思わず笑ってしまいました。
手術中はまったく施術箇所の感覚はなく、
医師同士の会話も丸聞きしながら、
ワイヤーを入れる音と共にドキドキしてました。
手術時間は1時間も掛からなかったと思います。
着替え、移動、手術を終えたらお支払いをして帰路につけました。
◎通院とリハビリ
手術後は1週間おきに消毒をするための通院が必要で、
この期間はとにかく手を水につけることが禁止されていました。
細菌がワイヤー経由で骨に付着することを避けるためです。
これに関しては医師の方の伝え方がとても恐怖心を与えてくださったため、
お風呂の際には絶対に濡らさないようにタオルとビニールをぐるぐる巻きにして入りました。
聞き手となると日常生活で不便さはありましたが、
幸い自分で仕事をしていたため、仕事のやり方を工夫して乗り越えられました。
手術後はリハビリを行うことで、指の機能を回復させ、再発を防ぐことができると言われています。
リハビリ開始までにまず、
手術後の毎週の通院でレントゲン写真を撮り、骨の修復具合を見てワイヤー摘出の時期を検討します。
私の場合は手術後の約1ヶ月後にワイヤー摘出となりました。
また手術して摘出するのか?と思いきや、
診察台でそのままラジオペンチのようなもので摘出することに驚愕しました。
恐怖に慄く私に先生は「部分麻酔より痛くないから」との一言。
信じられないと思い目を背けると、思っていたほどの痛みはなく摘出完了。
なるほどこの程度ならば耐えられると思えました。
摘出直後は指を握るリハビリは骨の骨折の再発に繋がりかねないとのことで、
指を反らせるリハビリから開始します。
その後の経過を見て握るリハビリを開始すると共に、通院完了となりました。
通院は終了となった後も、手術した箇所は曲げると若干の突っ張る痛みはあり、完治しない可能性もあるとのこと。
爪の伸び方も少し違和感はあるものの、いずれも経過観察の必要がありそうです。
とはいえ、最悪の事態は解消できたことが幸せだなと思いました。
手術代や治療にかかる期間など心配事が多い中、
お金も時間も費やせる状態を作ってきたことを心の底から良かったと感じました。
最後に
今回は骨折後に速やかに手術ができる病院を探さねばならず、
あちこち電話をして問い合わせてみましたが、
基本的に
「診察してみないとわからない」
「血液検査の結果を見ないと手術ができるかわからない」
「紹介状がないとご案内できない」という状況でした。
最終的に来院した上でご紹介しておきたい病院は3つ。
①西新宿整形外科クリニック
セカンドオピニオンで尋ねた病院で、東京山手メディアルセンターへの紹介状を書いてくださった病院です。
②東京山手メディカルセンター
ワイヤー手術が可能ということで今回手術を依頼した病院。
担当医の方が月・水曜日のみいらっしゃるため、問い合わせをする際は曜日によってご対応が難しいため注意が必要です。
③東日本橋整形外科(手のクリニック)
手の専門クリニックということで、紹介状がない状態でも駆け込ませていただきました。
設備としてワイヤー手術が不可能ということだったため、
結果的には依頼せずでした。
金曜日はオペの日ということで夕方以降の限定診察となる点が注意が必要です。
今回、骨折してから約2ヶ月で運動解禁となりました。
今はロードバイクに乗ることもでき、
近々また野球も再開する予定です。
健康でやりたいこと、身体が動かせること、
何かをするにも支障なくできることへの感謝を忘れず、
より良い人生を積み上げようと思う日々です。