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長い髪

人生ってふとした瞬間に重なったり、でもすぐに離れたり。

それを寂しく思うけれど、その時楽しかったことは変わらない。重なった事実は消えない。

その時の想いを、情景を、ずっと抱えて生きていく。ああ、はちきれそうだ。

(SUPER BEAVER 「はちきれそう」)




この前まで一緒にライブに行っていた友達が、彼氏を追って名古屋に引っ越したり。

去年の今頃よく遊んでいたグループとなんとなく疎遠になったり。

小学生からの幼馴染が病気で亡くなったり。


最近別れに繋がることを実感していて、それが人生だよなあ、とか思っちゃう。深いようでまだまだ浅い。

今一緒に過ごしている友達も、何かのタイミングで離れたりして3年後には隣にいなかったりするんだろうな。



友人とか、知り合いならば、大抵の別れがぬるっとしていて、気が付かなかったり、どうせまた会えるだろうし!って前向き。


恋人はその別れが顕著に分かってしまうから、
そこに重きを置くと、失った時に自分の半分がなくなってしまうような感覚に襲われる。

それでも、ご飯は2日もすれば美味しく感じるし、痩せないし、普通に生活もできるけど、時々すごくしんどくなる。やだねえ。


だからしばらくは思い出に浸りつつ、
1人で生きようとしてる。


誘惑というか、誘いも多くて、甘えちゃおうかな、寄りかかっちゃおうかな、って揺らぐこともあるけど、良くない。

優しさに似た自己愛は自分も相手も傷付ける。



もう恋とかいいから、いっそ早く結婚しちゃいたい。

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暇つぶしで始めたアプリでマッチした人と
この前ご飯に行ってきた。

話は合うし普通に楽しかったけれど、途中からめちゃめちゃアタックしてきて、すごい熱量。
優里に似たクズ顔、私の危険センサーがものすごい警報を鳴らしたので沼る前に全力で帰宅。


会っている時にアカウントを見せてきてたから、解散した後ふと見返したInstagram。彼女いた。

ちゅーしちゃったじゃん!

彼女のアカウントもタグ付けですぐ見つかる。
投稿は彼氏大好きオーラ全開。眩し。


ええ、なんだこいつ。本名で鍵かけずにインスタやるか普通?詰めが甘すぎる。



しかも翌日新橋で友達と飲んでいて、その人のことを話してたら、
男から、「もう会いたいよ〜。いま新橋で会社の先輩と飲んでるんだけど、もう帰っちゃったかな。」とLINEが来た。タイミング…!

さて、どう成敗しようか。



会社の飲み会抜けてきた!会おう!というので、
合流して3人でお酒を飲む。

この期に及んで、ほんとに𓏸𓏸ちゃんのこと気になってるんだ〜、と私の友達に言うので、さっそく計画実行。

私の友達のお客さんがそいつの彼女だった、という設定で、
彼女のインスタのアカウントをそいつに見せて、
「ここに映ってるの、お兄さんですよね?」と問い詰めてもらう。


状況、地獄すぎない??


動揺したのち、開き直るクズ男。

彼女は躁鬱で、付き合ってから発覚した。最初は支えよう、と頑張ったが、何回も救急車で運ばれるし、彼女の親が来たりもした。
自分の父親も鬱で自分が幼い時に自殺している。
そろそろ将来も見据えたいから、彼女とは未来はないから別れたいけど、そうしたら彼女は間違いなく死ぬ。人を殺したくないし、ここまで約2年ズルズルと来てしまった。何かきっかけがあればと思い出会った。こんなときだけど、本当に気になってて…

的なことを言った。初対面で話してた内容、9割の事実に、彼女がいないという(でかすぎる)1割の嘘を上手に入れてきた男の話は正直信じてない。
嘘つくのって癖になるよね。


とにかくそれに私を巻き込むな!!!!
バレたら死ぬ(刺される)の私の方じゃん。

彼女への優しさも、結局は自分が可愛いからであり、本当の優しさでは無い。
それで周りを傷付けて、彼女にも彼女の親にも私にもこの後出会うだろう女の子にも不誠実だ。

優しい人って優しくない。
こういうのがメンヘラを製造するんだろう。


私は優しくないし自己愛も強いし、ダシに使われたのが単純にムカついたので、その躁鬱彼女にDM送って全部ばらした。

あとはしーらない!


この期に及んでいけると思ったのやばすぎ、刺されちゃえ



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冒頭に戻るけど、

出会いと別れが繰り広げられる人生の中で、
一瞬もう1回重なった人がいた。

その時コンタクト入れてなかったから、確信はなかったんだけど、やっぱりあなただったんだね。

見かけたあとに、タイトルの曲を演奏するもんだから、うるっと来ちゃった。あの時は毎日泣いてたな。

https://youtu.be/1wfN863pJ-Y?si=ehAONlOpjpLrxU_J

他にも知り合いに2人会った、世間は狭い



ちゃんと本気で好きだったし、支えたかったけど

他人の気持ちが分からない私には支え方が分からなかった。


離れてから、仕事でめちゃめちゃ怒られたり、資格取ったり、結構怒涛の日々だったけど、それでもたまにライブに行ったり、ペットを可愛がったり、親と旅行に行ったり、結局楽しい日々。

しんどすぎる経験がない、余裕が無い時がない、だからそういう人が分からない。ぬるいなあ私。




抱えすぎないで、たまには甘えてね、それは本音で思っていたし、頑張ってるあなたを尊敬しているよ。


あと、化粧品は混ざってました。しかもなんか高いやつ。彼女のだったら返します。




思い出してくれてありがとうね。






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