
アメリカ東海岸旅行:フィラデルフィア・ボルティモア・ワシントンDC
1月下旬にアメリカ東海岸旅行に行ってきた。フィラデルフィア→ボルティモア→ワシントンDCとアムトラックで南下していった。

元々はフィラデルフィアの前にニューヨークにも行く予定だったが、天気予報を見るとちょうどその週に寒波が来ていて最高気温-7℃とかで、西海岸の温暖な気候に慣れきった身体には耐えられないだろうと思い直前で行くのを諦めた(そもそもそのような寒さに耐えられるような服を持っていない)。
フィラデルフィアとボルティモアは1人旅、ワシントンDCはシアトルに住んでいる昔の同僚と一緒に回った。その後フライトでチャールストンにも行ったが、そちらは別記事にした。
フィラデルフィア
フィラデルフィアは、大統領選でいつも激戦区となるペンシルバニア州の最大の都市で、独立宣言が採択された場所であるため「アメリカ誕生の地」と呼ばれている。街中にはアメリカ史的に重要な建物が立ち並んでいる。



街はコンパクトで、主要な見どころは歩いて回ることができる。一通り見て回った後はフィラデルフィア美術館へ。館内はかなり広く、モネやゴッホをはじめとする有名な作品が並んでいる。



美術館の後は電車とバスで北上し、Southampton Spa というロシアンサウナへ向かった。ベイエリアでは Archimedes Banya にお世話になっているが、それ以外のロシアンサウナに行くのは初めて。施設内は9割がロシア人といった感じで、スタッフとお客さんもロシア語で会話していた。このあたりのフィラデルフィア北東部はロシア系の人が多く住むエリアらしい。
サウナは全部で7-8種類あり、その中でもメインのドライサウナは温度も湿度も完璧で Archimedes Banya に負けないクオリティだった。水風呂もキンキン。ロシアンサウナは総じてレベルが高いということが分かった。

サウナ後は、東海岸で一番アツいブルワリー Other Half Brewing へ。ニューヨークがメインだが、フィラデルフィアやワシントンDCにも店舗がある。金曜の夜だからか店内は人で溢れており、席がなかったので立ち飲みした。
10周年記念のコラボビール (Monkish、Celler Makerなど錚々たるブルワリーとコラボして作ったTDH IPA)を飲んだがとても美味しく、お土産に缶も持って帰った。以前はバックパックだけで旅行に行くことが多かったが、最近はビールを持ち帰るためにスーツケースも持っていっている。

ボルティモア
翌日朝にアムトラックに乗り、1時間ほどでボルティモアに到着。ボルティモアは小さな港町で、インナーハーバーの景色が美しく、歩いていてとても気持ちよかった。ボルティモアは世界のウォーターフロント開発の先駆けと言われているらしい。

ボルティモアはアメリカ鉄道発祥の地と言われており、鉄道博物館にも行ってみた。アメリカ最古の鉄道であるB&O(ボルティモア&オハイオ)の昔の鉄道のコレクションがずらりと並んでいて、見ていて楽しかった。

ワシントンDC
夕方に再びアムトラックに乗り、ワシントンDCまで南下。ワシントンDCはフィラデルフィアやボルティモアよりも都会な雰囲気で、服装もオシャレな人が多かった。また、中心地は区画整理されており、南北の通りは数字(1、2、3…)、東西の通りはアルファベット(A、B、C…)で分かりやすかった。
友だちとホテルで合流し、翌日から観光開始。初日は主要な観光名所をすべて徒歩で回り、合計3万歩くらい歩いた。この友だちとは去年一緒に サンフランシスコマラソンのフルを走っており、2人とも無限に歩けるタイプなので徒歩で回ったが、普通はバスなどを利用して回ることが多いと思う。
さすがアメリカの首都というだけあって、政治的、歴史的に重要な建物が多く立ち並んでいた。




また、ワシントンDCには世界最大といわれるスミソニアンの博物館が密集しており、主要なものを見て回った。



2日目は、中心地から少し離れたところにあるワシントン大聖堂へ。中は壮大で、他の大聖堂では見ないようなモダンな要素も所々で取り入れられていて興味深かった。



来るたびに感じるが、東海岸は文化に富んでおり、自然だらけの西海岸とは違った楽しさがある。特に最近はアメリカ史に少し興味を持っていることもあり、歴史的に重要な場所を生で見て回ることができて楽しい旅行だった。
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