チームの製品に期待される品質や価値をテストするってたいへんだけど奥深い
今日朝起きたら1℃で雪が積もってた。雪はテンション上がるけど、寒いの苦手だから早く春来てほしい。
最近輪読会で読んでいる「ソフトウェアテストをカイゼンする50のアイデア」の一番最初に「関係者と品質に関する全体像を定義しよう」というアイデアが出てくる。
今いるチームでは隔週でチームのみんな(エンジニア、プロダクトオーナー、スクラムマスター、デザイナー、テスター)が集まってテストに関するイベントをやっていて、今回のテーマとしていくつかの候補にこのアイデアを実際にやってみる というのを含めたところ一番票数が多かったので、やってみることにした。
イベントの中では、冒頭でテストマニフェストの「機能性をチェックするよりもチームの理解している価値をテストする」という原則について触れ、Miroで品質ピラミッドの画像を置いておいて、各人がチームの作る製品に期待する品質や価値を思いつくだけ付箋で貼ってもらい、気になるものやいいと思ったものにスタンプをつけて対話してもらった。
実際にやってみて、みんなの声を聞けたわけじゃなかったけど、可視化できたことや他職掌の品質や価値の捉え方を把握できたというポジティブな反応をもらった。テスター内でもやってみてよかったねという話になった。
まずピラミッドの上の方のUSEFL、SUCCESSFULまでみっちり埋まっていて、改めてチームを尊敬できた。
そのほかの段もみっちり埋まっていて、眺めているとIn Test後にやっているテストでは、チームのみんながチームで作る製品に期待してる品質のほんとに一部に対してしかフィードバックできてないんだなぁと思った。
担保している品質が偏らないようにと思って、いくつかのイベントを通じて試行錯誤してるつもりだったけど、フィードバックを提供できてない品質はたくさんあった。
全部担保するのは途方もないことだと思ったけど、これは1つ1つでもいいから、いつ、誰を、どこに呼んで、どう試せばチームにフィードバックを提供できるか考えていきたいなと思ったし、そうチームの同僚のテスターと話した。
とてもいろんな発見があったので、またどこかでステークホルダーを巻き込んでやってみたいと思った。