探索的テストの振り返り

最近同僚のエンジニアとやった探索的テストについての振り返り。

テスト期間は5日、テスト内容はウェブアクセシビリティ対応によるリグレッションと要件乖離の検知だ。

他チームによる比較的広範囲の改修であり、開発フェーズにも実装担当のエンジニアにも全く関わっておらず、着手の数日前にアサインされた案件のため、チャーターを用いた探索的テストを選んだ。

JSTQBのシラバスを参考に1つ1時間程度で消化できそうなチャーターを10個ほど用意して、前半の3日間は進行不能などのクリティカルなリグレッションがないこと、後半2日間を要件との相違がないことに注視することにした。またチケット起票時の動き方が少し特殊だったのでその認識を揃えた、着手前に決めたのはそのくらい。

2人ともスクラムチームの作業を持ちつつの対応だったため、作業の合間に1人で進めたり、タイミングが合えばペアで進めたりした。

1チャーター1タイムボックスとして進めたのはよかった。

まず1時間のタイムボックスが終わるごとにエンジニアと感じたこと、怪しい振る舞いをすり合わせでき、残りのチャーターで不安を払拭できるようにチャーターを調整できたので、不安な部分を早めに試せた。

また今回探索的テスト日誌をslackのcanvasにつけ、タイムボックスごとに気づきや不具合というには軽微な違和感などを記しており、これも相手の様子やシステムの振る舞いを同期しやすくて良かった。

日誌はいい。他にも忍者式テスト日誌もつけているけど、どんなに軽微なことでも確実に記録できて後で見返せて、発信の機会を失わなくてすむのがいい。

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