いぬ

わんこちゃんの散歩をしていました。
ふと、南西の空を見上げました。
黒い雲があって、そのふちがオレンジ色に光っていました。
黒い雲の後ろには、煌々と光る月があるのだなと思いました。
それだけです。何の比喩でもありません。

ところで、犬の言い方はいくつあるのでしょう。
わんちゃん、わんこ(ちゃん)、犬、イッヌetc…
いぬちゃん…とはあまり言わないか。
ネコはどれくらいあるだろう。
にゃんこ(ちゃん)、ねこちゃん、みーちゃん、ネッコets…
ねこはそのものに「ちゃん」を付けても違和感がないな。

何で犬と何かを比べるときに猫が出てくるのだろう。鳥でもコアラでもいいのに。
「犬系だよね」「猫派?」という風な話をしたこともあったような。
犬の対義は猫なのか。
分かりやすいのか?
犬も猫も触れたことのない人、嫌いな人には伝わらないのではなかろうか。
いや、このような話をするときはイメージが大切なのか。
飼ったことがなくともイメージさえ共有できれば話を楽しむことができるのか。
私はなまじ、どちらも飼ったことがあるから、人とはイメージがずれて話を楽しめないのでした。


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