深夜の遊園地 #18
"ナッツベリーファーム"
この単語を見て連想するものはなんですか?
穏やかな農園。
豊かな農作物。
広大な土地で揺れる草花。
残念。それは検討違いです。
今回のトピックは、
"Knott's Berry Farm"
です!
ナッツベリーファームとはなんぞや
Farmとはいえど、あのFarmではなく、遊園地なんです!
カリフォルニアディズニーランドの程近くに位置するこの遊園地は、なんと世界初のテーマパークと言われています。スヌーピーをテーマにした世界で唯一の遊園地ですが、その実力は驚くなかれ、恐怖のジェットコースターが幾つも並んでいます!むしろスヌーピー要素は探さないとあまり見つかりません。
詳しくはこちら。
そんなナッツベリーファーム、私の住むアーバインから車で40分ほどということもあり、絶叫大好きマンの私はずっと気になっていました。
愛するディズニーよりもチケット代が安く($69〜)、絶叫系が多いときたら、そりゃもう行くっきゃないっしょ!
というわけで、さあ行こうと日程などを調べていると、現地の友達が、とんでもない情報を教えてくれました。
深夜の遊園地って知ってるか
「深夜の遊園地」って。
その響きはもう映画です。忍び込むやつです。
しかしこの遊園地は、ハロウィンシーズン限定で、夜中に営業しているのです!!
その名も…
"Knott's Scary Farm"
ナッツベリーファームのハロウィンver.はかなり有名らしく、ユニバに続く大人気のハロウィン限定遊園地なんだそうです!
ハロウィンシーズンには、日中の営業が終わると一度閉園し、夜の7時に再オープンします。そしてスケアリーファームの閉園はなんと夜中の1,2時!!めちゃくちゃ真夜中!
夜中だってアトラクションはガンガン稼働し、街にはゾンビやお化けが闊歩すると聞きました。
夜中の貸切遊園地なんて…
行くしかねえ!!!!!!!
ということで私は先週、絶叫好きの友達を引き連れて行ってきました。スケアリーファーム!
Knott's Scary Farm 2022
一言で言うと、ものすんごい体験をしました。
平日木曜に行ったのですが(平日の方がチケットが安い)、昼過ぎに授業が終わり、速攻家に帰って昼寝をしました。夜中まで遊ぶとなるとその晩は寝不足間違いなしなので、しっかり仮眠をとりました!
夕方5時ごろ目を覚まし、6時前には出発。
Uberで向かうものの、しっかりと渋滞にはまり、着いたのは7時ちょうどでした。
事前にオンラインチケットを買っていたので、待つこともなくスムーズに入園できました。
平日の夜とはいえど、入り口付近はすごい人!禍々しい音楽と、時折聞こえる謎の悲鳴に、私たちはワクワクが止まりませんでした。
すると、突然現れるゾンビ!!!
暗闇から突如奇声を発しながら現れたので、思わず叫んでしまいました。ゲストに触れることはないものの、かなりの至近距離で脅かしてくるのでとても怖かったです!しかも叫び声を上げれば上げるほど他のゾンビも集まってくる。というか正確には、どこも暗くスモークがかかっていて、ゾンビかゲストかよくわからない。誰かがどこかで叫んでるけど、暗すぎて距離感もイマイチ掴めない。
そんなカオスすぎる状況の中、ギャーギャー叫んで楽しみながらアトラクションへ向かいました。
公式アプリを使いこなせていなかった私たちは、とりあえず入り口付近にあったGHOST RIDERに並びました。
これが本当にすごかった。
アメリカの本気のコースター
最初に乗ったGHOST RIDERが、ナッツベリーファームの一番人気アトラクションだと知ったのは、家に帰ってからでした。
木製の巨大コースターで、暗い中で見る限りレールはものすごく入り組んでいました。
よくわからんけど、なんかすごそう。
そんな思いで並ぶこと1時間強。
待ちくたびれた頃に、ようやく順番が回ってきました。
え、すんごかった。。。
冒頭に写真を撮られたのも束の間、恐ろしい高さに上り詰めた後、ものすごい角度で落ちていきました。
落ちながら隣の道路が見える。怖い。
木製だから常にガタガタ言う。怖い。
なんかシートベルトが緩い感じがする。怖い。
てかコースが破天荒すぎてめちゃんこ怖い!!!
富士急の"ええじゃないか"や、USJの"フライングダイナソー"は、確かに怖いです。でもそれは、「自分がどうなっているかよくわからない」という無知の怖さだと思います。
このコースターはそうじゃないんです。
暗いながらもレールは見えているので、どうなっているかはわかっています。ただ、見たこともないアップダウンが繰り広げられていて、「今後起こる動きが怖い」んです。しかもすんごく速い。そしてすんごく長い。
語彙力貧相ですみません…
とにかく、アメリカのコースターの本気を見せられました。死ぬほど楽しかったです。
ピエロに負けずに歩いて乗る
何度もお伝えしている通り、パークは終始暗くてよくわかりませんでしたが、なんだかかなり広かった気がします。
歩いても歩いても、新たなコースターのレールが広がっているし、アトラクションの入り口はどこも行列していました。
そんな中、障害となるのがこいつら。
ピエロ!!!!!
日本人にはやっぱりピエロはサーカスの道化師というか、ホラー的要素のイメージはあまりないように感じます。
しかしアメリカ人にとってピエロは、GhostやZombiesに並ぶ恐怖の対象!!
パーク内にも、ゾンビを超える数のピエロがうじゃうじゃいました。
それもみんなこっわい!!!!
顔のメイクは不気味だし、歩き方も不規則。そして一度目が合うと、目の前まで走ってきたり、後ろから追いかけてきたりするんです。
怖すぎだし夢に見るわ!
キャーキャー言うと彼らが集まってくると分かっていても、反射的に声が出てしまうほどです。
逆に冷静に流している人たちもいて、この人たちは何の猛者なんだ…と思いました。こっちの方が怖い。
乗りたいアトラクションは尽きないので、ピエロを避けて頑張って歩いて並びました。
全体を通して感想
夜中に遊園地に行く、という非日常感が何よりも最高でした!
ハロウィンというとカボチャやオバケなど、なんとなく可愛い装飾を想像していましたが、ナッツスケアリーファームは、恐怖一本に絞っていて面白かったです。
ゾンビやピエロなどにはとても怖い思いをしましたが、脅かすのに疲れたのか、オバケ同士ゆったりと歩きながら談笑しているのには、すごくアメリカを感じて笑いました。
ナッツベリーファームの年パスのお値段は、なんと通常パス2回分ほど。
これは買いだな、と思っています。
今回の6時間ではアトラクションに乗り切れず、まだスヌーピーにも会っていないので、近いうちにまた行こうと思います!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました!