「はたらく細胞」が教えてくれた「前を向く身体」

アニメ「はたらく細胞」を見たら、推しが歌っている曲の歌詞の意味がなんだかわかってしまったような気がした。

「はたらく細胞」というアニメ(原作はマンガ)があります。マンガは2015年から現在も連載中、2018年にアニメ化した話題作です。アニメは現在、Amazon Prime VideoやABEMA TVで見ることが出来ます。

タイトルのとおり、人体の中で細胞たちがどのように動き、働いているかを擬人化してコミカルに描いた作品なのですが、今年の新型肺炎騒ぎで?公式からYouTubeで無料公開されていたので、軽い気持ちで見てみました。

めっちゃ心を動かされた。
感動とかじゃないんだけど、人体の複雑さ、神様によって作られたとしか考えられないその構造にガチ感銘。人体はすごい!!!と本気で思いました。アニメ的な起承転結の中で役割を紹介してくれるのがわかりやすかったのですね。

何よりすごいのが、私がうつ気味で(私は双極性障害Ⅱ型を患っています)「ああ…私なんて生きてないほうがいいのかな…(´;ω;`)」とか思ってるときにも、身体の中では粛々と細胞たちが働いているんですよ。すごい。これはすごいことだ。

そんな風に思っていたら、ふと思い出したことがありました。私の推しである渡會将士さん(FoZZtone,brainchild's)が作詞した楽曲「LOVE」に(FoZZtoneの楽曲です)「身体は前を向いて生まれ変わり続けていた」という歌詞があります。
この曲は東日本大震災が起きた際に、精神的に落ち込んでしまった渡會さんが、気持ちは落ち込んでいても身体はきちんと動いて新陳代謝を続けていたことに感動?して書いた歌詞なのだそうです。

で、私はこの歌詞を「いい歌詞だなあ」とは思っていたのですが、心から実感することがあまりなかったのですね。私はネガティブシンキングだし、自分の体が「前を向いている」ってあまり考えたことがなかった。でも自分の体の中で各細胞たちが自分の役目を果たそうとしていると考えると、ちょっと彼らがいとおしくなってくる。もっと大切にしてもいいんじゃないかと思うようになったんです。

推しの歌詞とアニメが意外なところでつながってしまった…マヂ驚き…。
自分以外の人が書いた文章は、文章としての意味はわかってもなかなか心から実感することは難しいですね。それがびっくりするような方向からやってくるから面白いのかもしれない。

ちなみに「はたらく細胞」は第2期制作が決まっているそうなので、ぜひそちらも見てみようと思います。推し細胞は、血小板ちゃんです!

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