グリオのサプリメントを買った件

私は引きこもりだった.
中学はそこそこ…所謂カースト上位組に居たし喧嘩も4回くらいした.
いつからか,  自分のルックスに非常にコンプレックスを持ち. 不登校.  高校も中退した
今では考えられないが
着替えて家から出る際. 外に出るのが怖くて2時間
玄関に立ち尽くしていたこともある.

そんな私の救いは音楽と映画だった
省くが, おかげで意識高い系の人間に形成された

転機は親父の自己破産
以降も仕事が続かず家でゴロゴロしてた
親父が派遣で働くと広島に行くことになった
俺は頭が良くないので即座に影響を受けた
今まで働いたこともないのに
急に派遣の面接を受け受かり
愛知県へ引越した
当時21歳だった

前置きはこれくらいだ

当時は友達も話し相手すらおらず
流行っていた出会い系をやっていた
女も探してたが友達も探していた
そこで知り合ったのが, つばさという男だ

なまじ音楽の話があったので
名古屋で待ち合わせ
といってもようわからん
場所で行くと…ゴミみたいな女性歌手が
路上でバンドを率い歌っていた
よく覚えてないが
終電もあったしすぐ豊橋へ帰った

後日…よく覚えてないが
カラオケか飲みに誘われた
場所は…鶴前?だったか
待ち合わせ場所がファミレスだった
駅を降りて…怖かったのを覚えている
電柱ないし明かりがほぼない
かなり暗く. また周囲に開いてる店がない
ファミレスに入ると
テーブルにスーツ姿の弱そうな男が座っていて
つばさは立ってうろうろしていた
唐突につばさはこの人は俺の上司といい
この人の話を聞いてと

ああ…とは思った
これが目的かと.
時刻は22時前後
とりあえず話を聞いて
相槌を打ち, グリオというサプリメントビジネスをしてると. うんこしたら水に浮くとかよくわからない・興味ない話をされたが, 確か3~4回は断ったと思う
終電が近いので焦っていた
翌日も仕事だったので.
肝心な"何故"契約したか?
なんだが…覚えていない.
覚えてるのは, 早くしないと電車がね!とか
つばさ君との関係これで終わらせていいの?
みたいな話の記憶はある
また,  この辺泊まるとこないけど
みたいなことも言われたと思う
…だからここ選んだのかっていう記憶がある


言い訳をするとすでに0時を過ぎていた
とにかく眠かった.
目がギラギラしてる40代くらいのスーツの男性に
はっきりと負けたのだ

契約を結び.
車で2時間近くかけて送ってもらった
ここでの会話は…わかりやすく言うと
漫画・ワンピース的乗りで
それはファミリー・友情の皮を被った搾取
利用. おそらくワンピースが嫌いな原因の1つだろう

日を経て
グリオの集会にも何度か参加したが
ゴミだ
金得てるトップの奴は
自慢とそれが出来ない我々の批判しかしかしない
つばさがこのゴミの笑えないジョークに笑ってるのを見て冷めた記憶がある

それでも俺が話したい音楽の話はできるので
定期的に集会には行っていた

1つ目の転機は
音楽の話をしなくなったことだ.
よく覚えてないが, 付随して つばさを批判したことがあったと思う. そこで俺も言い返された. それは侮辱だった


上記の俺の過去や音楽の機材を買う為に派遣やってるってのを馬鹿にされたような気がする

以降はメールがあっても無視し続けた
当時 mixiやgree等で他に音楽の話が出来る人が居たってのも大きい

統一教会や創価学会のやり口を知って思うのは
つばさは以降関与してこなかった

これはとても幸運なことで

当時の俺はとにかく自分の意見・主張を言えない人間だったので.

2度目の転機,  決定打だったのは
部屋の掃除
グリオのサプリは飲んだことなく
郵送される度に押し入れにしまっていたのだが
ある日 押し入れを開けて見ると
大量のダンボールが…

グリオのサプリメントは確か
2万4~8円だったと思う

確か6~8ヶ月は契約してたので

ざっと12~16万がこのゴミに費やされている

口座引き落としだったので今まで気にも止めなかった

この時は久しぶりに怒りが頭にきた

俺の対処はシンプルで
それは本部に電話すること

何故か?

まず  つばさに絶対本部には電話するなと
何かあったら直接俺に言えと言われていたこと

そしてつばさはタイマンで話さない

必ず40代程の上司を連れてくる

本部に連絡して本音を言った

馬鹿しいと.

担当者に確認して~みたいな感じだったが

はっきり解約を申し, そこで解約出来たと思ったな

後日 つばさから連絡があり

直接話そうと言われた.  名古屋で

それも平日の23時頃

今では考えられないが
豊橋から1時間かけて名古屋まで行った
つばさは当初 余裕で解約の理由を聞いてきたが
俺は終電の時間(確か10分もなかったと思う)
を気にして不満全て早口で大声でぶちまけた

つばさは,  そうか…わかったと
(ちなみにこいつは俺より1~2年下だ)

話は5分もかからなかったと思う
電車に間に合うように急いで
また あまりの呆気なさに
なんで名古屋まで呼んだの?
電車代いくらかかってんと思ってんだ
くそがよぉぉ!って怒りを胸に帰路についた

あとで思ったのは
思えば,  つばさに対してまず
大きい声を出したことがなかった.
はっきり反発的意見を言うってのも初めてだった
また質問に即座に返答するというのもしたことがない

これは今で言う陰キャが突然キレた的なものと判断されたと思う.  他にも思うことはあったと思ったが.

つばさの発言で印象的だったのは
「これは趣味」というものだった
つまりは相手を騙し, 金をむしり取り上に行く
ってのは遊び感覚なわけだ
当然, 悪いなんて微塵も思ってないだろうしな

うろ覚えなので
この話と関連があるか覚えてないが
この頃, 初めての彼女が出来て
また豊橋の寮で今までの人生上で
最も世話になった元闇金の先輩がいた

もしかしたらこれらが大きかったのかもしれない
つまり, つばさが俺を放置したって運は確かにあるのだが.  こういう環境を打破する際, 最も重要なのはそこだけではない. 人とのコミュニケーションが大きいということだ. 狭く深くより広く浅くが染まらないカウンターになる場合があるということ

また個人的には音楽家のインタビューでの発言も大きい

これに関してはまず当てはまる人がニッチなので省くが

俺の原因は孤独と無知と無関心だった

それは馬鹿だ

故に自我や意見に迷ってる人は

もしこういう状況になった場合

とにかく恥を捨て周りに相談することをおすすめする

人生は一度だ

恥もコンプレックスも意味はないのである