私がInstagram投稿の最後に#を書く理由
皆さん、こんにちは。今日でピジョン公式SNS担当者引退の人です。
そう、こちらの投稿でお知らせしましたように、2014年からずっと独りぼっちSNS担当者を楽しくやっていた私。まさかの卒業です。
このpostのコメントでも何人かの方が書いてくださったんですが、私はいつも投稿の最後に、不定期でナゾのハッシュタグをつけていました。
内容はご存知のように、本文にほぼ関係ないことやプライベートなどうでもいいことばかりで。
公式のくせにふざけてる!とあまり気持ちよく思っていなかった方もいたかもしれません(ごめんなさい)。
最後にナゾのどうでもいいことを書く。
これ、実は今の部署に来るひとつ前にいた、通販の部署(今公式オンラインショップとは全く違うお店)で書いた、最後のメールマガジンが原点なんです。
オンラインショップが閉店する時。
最後のメールマガジンをただ淡々と終わらせたくなくて、急に思い立ち「編集後記」として、メルマガの最後に自分の気持ちや、お客様への想いなどをこっそり(というにはとんでもない長さ)書いて配信しました。
「どうせ最後までなんて誰も読んでないだろうし、自己満足!」
と思って配信したんですが。
びっくりすることにそのメールマガジンに対して、「お疲れ様でした」とか「お世話になりました」だけでなく、「編集後記でいつもほのぼのしていました。このお店が好きでした」といった明らかに最後まで読んだと思われる方からメールの返信を何通もいただいたんです。
メールマガジンに返信が来るなんて!
本当にびっくりするとともに、今回のInstagram同様に涙が出てきてしまいました。一方通行だと思っていたけど、通じているお客様もいたんだ、と。
今もですね。
だいたい公式アカウントなのにキャプション(本文)をそんなに長く書くこと自体がナンセンス。ハッシュタグをやたら書くのも微妙。
公式SNSを運営するプロとしては、常識外の行為ばかりです。知ってた。
心配性の私
「どこかのSNSセミナーでダメなアカウント例として出てきたら、会場から走って逃げなきゃ」
というナゾの妄想までしたこともありました。
でもInstagramの投稿を通じて、表立っては見えないけれど、何かを伝えたり。
皆との気持ちの交流のキッカケになったりするものができないかなと、考えたのがこの最後のハッシュタグだったんです。
誰かが最後まで読んでくれているかもしれないから。
そんな気持ちで。
「え、伝えたいことそれなのか?」というツッコミが聞こえてきますが(笑)自分らしく、続けられそうなのがこれだったんですよね~。
正解のない育児につい「正解」を探してしまう方。
自分は親としてきちんとできているのだろうか、と不安に思う方。
そんな素敵なママとパパに
「こんな不正解な人が、しかもピジョンみたいな真面目な会社にいるんだ」
と知ってもらうことが、ちょっとした安心感につながらないかなと。
結果、あまり安心感にはならなかったかもしれませんが(笑)
冒頭で紹介した卒業宣言投稿や、ストーリーズにいただいた質問の中で、
「育児の中で、ここの投稿が癒しでした」
と複数の方に言っていただくことができて。
「やっぱり通じたかも!」と勝手に嬉しかったです。
その原点となった最後のメールマガジン。
実は自分はどこかにやってしまったんですが(←こういうとこ)。
個人のブログにわざわざその内容を載せてくださった方がいて、全文Web上に残っていました。
最後にお恥ずかしくはありますが、初心忘るべからず。
ここに残しておこうと思います。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。心からお礼申し上げます。
ブレずに長文なので、お時間がある際にお読みください。
最後のメルマガになってしまいました。
私、2006年頭のピジョンモールが開店したと同時に
今の部署に異動になり、それ以降なんと約8年弱、
ずっとずっとこのお店を担当してまいりました。
最初は本当にちっぽけな部署でして。
(今も皆さんが想像しているよりずっとちっぽけなんですよー)
シゴトも皆で分け合い、何かトラブルがあれば皆で「ぎゃー!」と大騒ぎし^^;
恐らく、社内で最もうるさい部署であったであろうと・・・。
※今は私一人がやかましいだけで、わりと物静かでオトナな部署になりました。
私も、商品の仕入をして商品ページを作りながら、特集を考えて原稿も書きつつ、さらに皆様からのお問い合わせのお返事を書いたりお電話をしたり。
さらには請求書の照合やチェックまでも・・・と。
とにかく色んなことをやらせてもらいました。
いや、単なる人手不足なだけですけど。
でも私、無類の買い物好きなせいか、どれもこれもお店に関わる業務は全部大好きでした。
告白しますと。
実は私、このお買い物好きが高じて、約8年間、「全てのご注文に」目を通してました。多分。
「今、この方出産準備中なんだな」とか
「おお、この組み合わせ、ナイス買い物!」とか
そんな風に、やや怪しげといえるレベルで、
いただいたご注文を1件1件、確認していたんです。キモチわるいですよねー。すみません。
でも。
「プレイヤードに布団使えないのに一緒に注文を!心配!」とか
「この哺乳瓶にこの乳首使えないけど大丈夫かしら?」
とご注文を見て気づき、出荷前にご相談&注文変更できたこともあったので、この変態的行為も、まあ役に立たなかったわけではなかったかなと。イイワケ。
そんなこんなで手作り感満載のお店だっただけに、ちょっとしたことでも辿り着くまでの経過で相当苦労しましたが。
経過が苦しければ苦しいほど、できたものは唯一無二のものになる、と信じて頑張ってきました。
なんだか全然違ったら恥ずかしいのですが、
育児とお店の運営にはちょっと似た面があるかな、と思います。
思うようにいかないことばかりで、トラブルやヒヤヒヤすること、周りの人に怒られることも沢山ですよね。
(わかります!)
それでも。
今までできなかったことが急にできるようになったり、こちらの想像を超える結果を見せてくれたり。
どんなにちょっとしたコトでも、苦しかったことが全て帳消しになるくらい嬉しく感じたり。
お店は、もう本当に!忙しくてしんどいことが多かったんですが、やっててよかった!と思うことは、その3000倍くらい(言いすぎ?)
ありました。
皆さんも今、たまーに
「ああ!もう育児疲れる!!!」
と思うことがあるかもしれませんが、
『そう思った分以上に、きっと唯一無二のステキな成長が見られる』
のだと思います。
だから、毎日本当に大変だと思いますが、
全国のママ・パパの皆さん、頑張ってください!!
と、長くなりましたが。
改めまして、約8年間、皆様本当にありがとうございました。
感謝のキモチは、言っても言ってもいいつくせません。
こんな小さなお店に来てくださったこと、スタッフ一同、本当に嬉しく思っております。
来年以降、私もピジョンの中で、また違ったカタチで皆さんの育児のお手伝いを続けてまいります。
だから、またどこかでお会いできることを楽しみにしてます。
今まで、本当にありがとうございました!
2023年2月28日
今日までのピジョン公式Instagramアカウント担当者
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