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僕と、音楽

(注意:このnoteは5000字超えの非常に長いものになってます)

みなさんにとって音楽ってどんな存在でしょうか。
聞いて楽しむ方。聞くだけじゃなくて歌いたい方。
歌はできないけどリズムを刻みたくなる方。
手拍子だけでは物足りず、踊る方もいるでしょうか。
耳コピで楽器を演奏される方や、聞いたイメージを基に絵を描く方など、色んな方がいらっしゃると思います。

僕の場合は、大概歌ったり身体中を叩いてリズム刻んだりしてます。本当はインド映画みたいにダンスもしてみたいけれど、なかなかアドリブが上手でなく…

そんな僕の音楽との出会いは、小学校の合唱部。
それまでは持ち前の変な器用さを存分に(?)活かして、テレビのCMの音楽やセリフを真似るのが大好きでした。みんなが「似てる〜!」とか言ってくれるのが嬉しくて、やたらとCMをよくチェックしていた気がします。

そんな僕のマイペースぶりを危惧した母が勧めてくれたのが、合唱部。母も合唱部経験あり、宝塚にハマり、現在ではゴスペルにハマりとなかなかの歌好きの人間です。母の期待としては、合唱部に入れば協調性が身につくと思ったのでしょう。

しかしみんなで合唱となるともちろん状況は変わります。リズムは揃っているのか、ピッチは合っているのか、音量はどうか、きちんとバランスが取れているか等当時の僕にはなかなかハードな事だらけです。かくしてこの難易度MAXな合唱において、何事にも極端な僕は「とにかく音程を合わせて大きな音を出す事に専念しよう」と割り切り、ソプラノでやたら声が浮く人間として頑張りました。声は大きいしよく通ったようですが、なにぶんハーモニーとして聞こえていなかったように思います。当時の先生、すみませんでした…

そして同時期にダンス教室にも少し通っていました。途中から塾通いが始まったので割と短気でやめてしまいましたが、いかんせん柔軟性も無ければリズム感も皆無だった僕を見かねて母が探してきてくれた教室でした。前半がエアロビで後半がソウルダンスというなかなか独特な教室でしたが、楽しくできました。ただリズム感が身についた気はしなかったです。

そして時は過ぎて、中学生。なんとここで小学校時代に遠くへ転校した幼なじみが、親の転勤の都合でまたこちらへ戻ってきました。そこで出会った音楽がDDR。そう、BEMANIシリーズのあの音楽ゲームです。まだ1stか2ndの時にその彼が勧めてきたので、再会できた嬉しさもあり彼と長く遊べるならと、大人の目をかいくぐってゲーセンに通っていました。

DDRには当時どのくらいハマっていたのかというと、DDRの事考えながら自転車かっ飛ばしてたら電柱に左足の向こう脛を思い切りぶつけて青タンできたのに、そのまま気にせず遊んで家に帰ったら膝小僧と同じくらい青タンがでかくなっていたレベルです。本当にどうかしてた。ちな下手の横好きですからそんなに難易度高い曲ができるわけでもなかったです。でもあの経験があったおかげでバタフライと聞くと無限大のじゃなくアイアイアが浮かぶ人間です。

そしてDDRの近くに設置されていたドラムマニア、これが若干僕の人生を狂わせる事になります。もちろん本物のドラムができるようになるわきゃないんですが、たくさんのパッドを叩きながらペダルを踏む、そして正確であればあるほど評価が上がる。なんなら高難易度の曲も解禁される。このシステムが僕のリズム感を向上させるきっかけになりました。

なお部活動は合唱部の後に高学年でバスケ部(スラダンの影響)→中学に上がり体力的に無理でコンピュータ部→毎日単調でつまらんとの事でほぼ帰宅部でしたので特に音楽とは関係ない感じで終わりました。吹奏楽部の顧問の先生からは再三オファーをもらっていましたが、女子比率高杉かつ吹奏楽部の女子が怖く感じていたので距離を置いたまま終了です。

そして時は流れて高校へ。ここで再度吹奏楽部を見た所、男女比率まあまあだったのでチョロい僕は無謀にも「ドラムマニアができるんなら打楽器余裕なのでは…?🤔」という、中学からの経験者達からボコボコにされそうなノリで第3希望までパーカッションと書いて入部説明会に参加しました。というかこれまでの人生で音感良くないのも十分分かってたし、器楽はリコーダーでさえもてんでダメだったので。しかし結果はっ…残酷にもっ…定員に対して経験者が同数おりっ…僕、まさかの落選っ…!(そらそうよ)

落胆していた僕の元へやってきた顧問の先生。
「希望の所に入れてあげられなくてごめん。その代わりと言ってはなんだけど、君腕長いからトロンボーンが良いんじゃないかな?」

トロンボーン…?何それ…?
トランペットとどう違うの…?
まあでも試しにやってみるか…?
そんな、トロンボーンについて何も知らない状態でその代で唯一のトロンボーン担当という事で入部しました。先輩方は代ごとに3人ずついらっしゃったので、何だかもうすごい所に来ちゃったなという気持ちです。本当にご迷惑かけっぱなしですみませんでした。

そんな、音ゲーがきっかけなのにトロンボーンやる事になった人間ですから当初はそこまでハマるわけもありません。一度は休部し、混声合唱部がなかったので男声合唱部で少し籍を置いた事もありました。しかしこれもやはり長くは続かず、再度吹奏楽部に戻る事に。

するとどうでしょう、お世辞だとは思いますが2年の女子の先輩が「休む前より上手くなってるよ!」と褒めてくれたんですね。こういうのにとことんチョロい僕ですから、これをきっかけにもりもり練習する事になります。しかしそれでもなかなか上達はせず、2年の夏。

先輩方は夏のコンクールで次の大会へ進めず無念の引退です。一方、こちらはまだ1年あります。来年こそはと思いつつ、また事情があって1年の後半からクラスで孤立していたので、高校での僕の居場所はもう部活しかありませんでした。毎日毎日、夕礼が終わるとすぐに部室へ向かい、下手なりにどうやったら上手くなれるのか考える日々を過ごしました。

結果として
「譜面通りに吹く」
「譜読みにはすごく時間がかかってしまうので、楽譜を見てすぐ動けるように全ての音に音階をふる」
「音程もリズムも全てチューナーを聞きこんで頭に叩き込む」
「まずは声に出して合わせて、次に楽器を使って合わせる」
「良い音とはどんな奏者の方の音を指すのか、タワレコでソロ奏者のCD買ってひたすら聞いて音を記憶付ける」
こんな事をひたすらやるようになりました。

これらを続けた事で、やや混ざりにくいものの遠くまで良く響く音が出るようになりました。リズム感もそこそこにつき、音程は相対音感でどうにかこなす感じです。

そして季節は流れ3年の夏。
僕達の代は、大会を突破する事ができました。あの時は本当に嬉しかったですね。なお、スラダンじゃないですがその後の大会でホールの勝手が違いすぎてボロボロな出来に終わったいう後日談があります…

そんな、紆余曲折あってトロンボーンに親しんだ高校生でしたので、大学でも続けたいという意欲ががぜん湧いてきます。しかし僕の住んでいた田舎ではトロンボーンなんてなかなか取り扱っている楽器店は無く。唯一あった所ではテナー1本とテナーバス1本のみがある状況でした。こんなのほぼ選択肢は無いです。吹奏楽では基本的にテナーバスを想定し譜面が作られているので。

しかし当時の僕にはさほどの貯金も無く、大学進学で上京するので都内で買わせてほしいと父に訴えました。しかし父は楽器に対して理解の無い人間であり「地元に売ってるんだから地元で買え」との一点張りだった為、やむなく地元に唯一売っていたテナーバスを買ってマイ楽器スタートを切る事になりました。

大学では本当は自由気ままにやりたかったんですが、これまた面倒な事情があって部活に熱中するのは難しい環境でした。またこの大学の吹奏楽部は全国大会常連校。こりゃかなわんとの事で選んだのが管弦楽部。ここで初めて、弦楽器に色んな種類がある事を知ります。オケってすげえと思いました(こなみかん)

でもオケの中でのトロンボーンってそんなに毎回出番があるわけじゃないんですよね。なので、トレーナーの先生(純日本人のはずなのにやたらガタイがいい方)と一緒にアンサンブルやるのにハマりました。色々と無茶ぶりもされましたが、とても楽しい思い出になりました。

そして色々あってオケも休み、ゼミも入ってなかったので何しようかな…と思った所に見つけてしまったんですね。

ゲームセンターを。

ええ、大学生ですから。
単位が取れりゃいいんですよ。
他にも目的があって入学したはずなんですが、すったもんだあってドロップアウトしましたので。
元々陰キャなのに急にキラキラなキャンパスライフが送れるわけないじゃないですか。心機一転居酒屋バイトで〜とかスタバで〜とかそんなまぶしい世界には入る勇気が無かったんです。

かくして、色々とやりくりしながら一日のほぼ全てをゲーセンで過ごす日々が始まりました。楽しかったですね。開店10時に入って、ひたすらドラムマニアやって、昼飯を隣のスーパーで買ってゲーセンの中で食べてまた再開して。そんで22時の閉店時刻になったら帰宅して友達とひたすらskypeチャットですよ。それで明け方に寝て、また朝9時前に起きてゲーセンへ向かう生活。

実に怠惰な日々を過ごしましたね。ドラムマニアでは一作品ごと(11ヶ月周期)に称号が用意してあって、1000回プレイすると「仙人」という名の廃人称号がもらえるんですが、僕の全盛期は二作品続けて取得してましたね。本当に頭がおかしかったと思います。それくらい現実逃避したかったんだと思います。

まあでも就活しなきゃなんなかったですから、「面接終わりにゲーセン行ってリフレッシュする」を目標にして、数社受けたら偶然受かったのが今の会社です。もう奇跡中の奇跡。

それで会社入ってオケを探したら見つかったものの、譜読みが下手すぎて打楽器の先輩から瓶ビールで頭殴られそうになって入団断念したり。吹奏楽団見つけましたが新人歓迎会で牡蠣食べ放題で白ワイン開けすぎてマーライオンやらかして僕の歓迎会なのに僕が1万近く払う羽目になったり。色々あって今は団もお休みし、楽器が我が家で眠ってる状態です。

カラオケも幼少期の声真似の影響が色濃く残ってるので、原キーかつ声のクセまで揃えたくなるめんどくせえ感じの歌い方です。ラルクとかB'zとかチャレンジして大体1曲か2曲で喉潰します。なので最近は裏声を鍛えてミックスボイスとかファルセットとかそんな感じのやつを練習中です。ミセスの私は最強が練習しててとても楽しくて良いです。あと持ち前のオペラ声みたいなのを活かして下記の曲を歌ったりしてます。

・レミゼラブル/民衆の歌(和訳の方が好き)
・布施明/君は薔薇より美しい
・尾崎紀世彦/また逢う日まで

低音寄りで練習してるのは玉置浩二ですね。ロマンとかメロディーとか。めちゃくちゃ難しいけど、いつかマスターしてみたいです。

ハモりができれば女の子と一緒に、なんてのもやってみたいですが局所的にしかできないです。過去にはアナ雪のとびら開けて、今だとaikoとKing Gnuの井口さんがやってたカブトムシとかでしょうか。ミセスの点描の唄もやってみたいけどあれはちゃめちゃに難しいんだよなぁ。

あとボリウッド映画の影響でダンスに少し興味が湧いてます。ナートゥをご存知かな?RRRはいいぞ…!

自分で歌ったり演奏したりせず、単純に聴くという事なら邦楽・クラシック・ジャズ・アニソン・ゲーム音楽をちょいちょいつまんでるくらいでしょうか。ニコニコの曲とか音ゲーの曲とかもあるとなお嬉しいんだけどね…(色々と無理)

クラシックならマーラーとかチャイコフスキーとか、音ゲーなら常盤ゆうさん、ゲーム音楽ならドンキーコングシリーズ・FF4〜8あたり・ブレワイ、アニソンなら…なんだろうね。雑多に聞いてるのでこれというのが出てこない。

最近はradikoの5時台のJ-WAVEで流れてる曲をSpotifyで探して後でもう一度聴くのがお気に入りです。結構な頻度で新しい発見があるのでオススメです。

とまあこんな感じで、noteなら思いつくままにひたすら書けるじゃんと思って書き連ねてしまいました。僕と音楽ってこんな感じです。とにかく色々と触れてみたい。ライブとかコンサートとか、また時間見つけて行きたいなあ…

それでは、また。

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