ゆうぎり(二次創作④)

私は殺された 、ー 恋人に ー

生まれて初めて、恋した人の手で殺められた


「ゆうぎり!!」
声で気が付いた
見慣れた屋敷の天井、
さくらが、皆が、此方を心配そうに見ている
「大丈夫? どこか悪いとこはない?」
「無理しすぎたのかも」
「撮影は一旦中止だって
後日撮るから安心して」
「今日は安静にしとけよ」
「何かあったの?」
「ア゛ァー」
様々な声がする それに答える気力はない
「しばらく、一人にして・・・」

力なく呟くゆうぎりに、何かを察し、
皆はその場を離れた

窓から差し込む夕焼けの色も ゆうぎりの瞳には何もうつらなかった

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