攻め脚本が面白い

今年のスーパー戦隊
暴太郎戦隊「ドンブラザーズ」が面白い

私は、以前、東映太秦映画村で、
ドンモモタロウに出会い、
一緒に写真撮ってもらい、
ドンブラザーズが
気になった

そのきっかけで見始めた

めちゃくちゃ面白い!

単純に「悪」と「正義」ということではなく、
「信念のために人を消す」側、
「それを止める」側
の戦い。

普通なら、「敵が作り出す怪人」はおらず、
「人間が欲にまみれて怪人化」、
つまり「人が、勝手に怪人になり暴れる」
(誰しも「怪人になる可能性」を秘めた怖い演出)

戦隊メンバーは、
「不幸に見舞われ、普通の生活を犠牲にして
戦士に選ばれる」
自ら選んで戦士になったわけではなく、
理不尽に巻き込まれるのである

誰しが一度は『なりたい』と思うヒーローを
『なりたくねー』と思わせる脚本、面白い

今回の戦隊は、
色々、面白くて怖い演出が多い

・ドンモモタロウとソノイ、
お互いが敵同士と知らずに
少しずつ仲良くなり「おでんの約束」をした後、正体がバレる
(ソノイが「貴方は私の希望だ」と言った相手に 「倒すべき敵」という台詞をはく)

・戦隊メンバー5人全員お互いの素性知らない
(知らないまま、話が進む。
基地に集合したり、
過去の戦隊、デカレンジャーやマジレンジャーのような職場仲間、兄弟ではない。故に歪。)

・物語の進行にあたって、
視点が「レッド」ではなく、「イエロー」
(歴代の戦隊モノは、
大概、主人公ポジ「レッド」視点 、
たまに他のメンバーの視点が多かった
なので、
一貫して唯一の紅一点「イエロー」の視点のみなのが、新鮮!
そして、レッドの素性がより謎に包まれている)

(今期のピンクは、男性キャラが演じている。)
・ピンクとブラックの恋人が同一人物
(お互いそれを知らないで惚気ている。
そして多分、その愛する恋人は、敵 )

・ピンク、愛する妻を誘拐した怪人を
殺す(正義ポジが悪に。)

・敵側の「欲にまみれた奴は排除する」
という信念、場合によっては
『あーこいつは始末されて当然だわ』
と思わせてしまう怪人が出てくる
(例:モンスタークレーマー、誘拐犯など)
(怪人は元人間。
そして 怪人は 敵に始末されると
存在ごと「消える」)

私の推しは、キジブラザーとソノイ。

キジブラザーは、歴代戦隊唯一の、
男性でピンクを担当するキャラ。
キジのジャンプ主人公感
「俺は弱い。でも愛する人のため、頑張る」点は、共感度高い

(しかし、8話が衝撃的過ぎる。
みほちゃん絶対 敵やん!
みほちゃんの正体を知った後、
キジは闇落ちするのか?
イヌブラザーもどうなるんだ!?ワクワクとゾワゾワ)

ソノイ 、
「クールキャラ、人の感情理解できない、
怪人と戦ってる所を邪魔する点」
は、私の最推し
チェイス (仮面ライダーチェイサー)
に似ている。

似てるからこそ、推しになっちゃったし、
敵だからいずれは倒されるのかなどうなるのかと内心ソワソワしてるし、結末が怖い

レッドが正体不明な変人のまま話が進んでいたり、「仲間!絆!」というのがなく、「全員で力を合わせよう」という
ベタが無い

視聴者を置いてきぼりにして
寧ろ、ベタを踏み潰して
「ワハハ!!進め!進め!」
なストーリー

面白くて怖くて 楽しい

これでまだ13話。今後が楽しみである。

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