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戦争は終わった
今年の2月にグラフィック・デザイナーの信藤三雄さんが亡くなりました。日本のポップスのスリーブ・デザインを数多く手掛けた方でした。そして、信藤三雄さんと言えば渋谷系。
渋谷系っていつからいつまでとか、なにがそうなのかとかって言われるとはっきりと言えないですけれども、90年代から2000年代初めにかけて、音楽からアートワークのみならず、ライフスタイルのひとつの提唱みたいな感じたっだような気がします。
その中心だったのが、ピチカート・ファイブ。リーダーは小西康陽さん。後期のボーカルを彩ったのは野宮真貴さん。ひたすらにかっこいい二人、っていうイメージでした。
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小西康陽さんとはアシスタント・エンジニア時代に一回、ご一緒させていただきましたが、持ってきたレコードをサンプリングしてトラックをつくっていくのがとてもかっこよかった記憶があります。
そのピチカート・ファイブで今もよく聴く曲の一つが「戦争は終わった」という曲。
映画マニアの小西さんは、きっとアラン・レネの映画「戦争は終った」からこのタイトルをつけたのではないかと勝手に推測しています。
詞が抜群です。
ゆうべ着ていた服は
たぶんもう着ない
新しい服に
着替えて出掛ける
お金持ちになるのは
ねえ、どんな気分なの
お金持ちの友だちに
きいてみよう
どきっとするほど、抜群な詞だと思います。
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戦争がなくなるのかなくならいのかは、それはまた別の話しに、とりあえず置いておいて、今日も「戦争は終わった」を聴いています。