Re:ゼロから始めるローテAFネメシス【DoV編】
※(この記事は普遍的な「答え」「結論」ではなくあくまでも私自身の一意見でしかありません。その点をどうかご容赦ください。)
みなさんこんにちはのりものポケモンです。
RAGE直前にプロプレイヤーでもない素人がこのような攻略情報を公開し、剰え有料販売するような行為は本来厚顔無恥も甚だしい非常に恥ずべき行為(※0)なのですが、昨今の新型コロナウィルスの影響で収入が減ってしまい懐が寂しくなってしまったため今回執筆いたしました。本当にごめんなさい。
※0(ましてやRAGE前日に投稿するだなんて正気の人間のやることじゃあないです)
大まかな内容は前回の記事の今環境版となります。購入する際の検討材料として一読していただければ幸いです。
DoV環境について
今環境についてのポイントは以下4点
・多くのデッキがおよそ8ターン目までにアグロムーブもしくはワンショットキルなどでリーサルをとれる
・今までの環境と比べると相手のボードを崩しながら自分のボードを形成するカード(以下「リアクションカード」)の質が高く、この要素の強さがそのデッキの強さの指標に直結している
・それに付随する形で守護より回復するという行為の価値が上がった(《聖なる守り手・ユカリ》がローテ落ちした影響も多分に含まれる)
・【進化ヴァンパイア】というデッキタイプがデッキパワーではなく環境上の立ち位置が良いという理由からTier1に上がったという背景から近年まれに見るTierの低いデッキを使うことを正当化できる環境である(それだけ環境デッキのパワーが横這いであるという見方もできる)
具体的なアーキタイプをあげると
Tier1:【進化ヴァンパイア】【ロキサスエルフ】
Tier2:【セッカエルフ】【清浄ビショップ】
Tier3:それ以外
環境を見た時ネメシスは環境デッキとは言い難いのだが、それではなぜ今回Tierの低いAFネメシスを取り上げるかというと、環境外のデッキでは珍しく《ギガスファクトリー》を絡めた《パラダイムシフト》連打の動きがリアクションカードとしてかなり優秀である点、そして《パラダイムシフト》というカードの特性上幅広いデッキに対応できる柔軟性を持ち合わせている点が今回のような雑多環境では大きな強みたり得るからである。
デッキ構築
・確定枠
・キーカード解説
本体が1/2という低いスタッツに加え場に出すアーティファクトもアナライズとエンシェントと1コストのもので、いくら《パラダイムシフト》を加えるとはいえ見かけ上はどう考えても5コストの性能を満たさないパフォーマンス。このカードが構築に入るのは一見すると違和感があります。
ではなぜこれが3枚確定で投入されるのか?
それはこのカードは「1枚で《パラダイムシフト》を加える仕事と場にアーティファクトを出す仕事(《パラダイムシフトのコストを下げる動き》)を同時に行えるカード」だからで、今環境のAFネメシスがデッキとして成り立つとても大きな要因となっておりデッキを組む際には常にこの「《パラダイムシフト》を加える仕事とそれのコストを下げる仕事とのバランス」を意識して組むことになる。
通称「あてぃし」でお馴染み。
主にアクセラレートの効果を期待して採用するカード。
《アームメカニック》の項でも解説した通り「1枚で《パラダイムシフト》を加える仕事と場にアーティファクトを出す仕事(《パラダイムシフトのコストを下げる動き》)を同時に行えるカード」は強力で、かつこのカードはあちらと違い3コストで場に出すアーティファクトは2/3スタッツ守護付きとほぼテンポロスしないためより扱いやすい。
このカードについて一時期、「場に出す《ミスティックアーティファクト》が《アーティファクトスキャン》の抽選対象なってしまう点が弱いためデッキから抜くべきだ」という意見が散見されたが、その弱みと上にあげた2つの仕事を同時にこなせる強みはもはや天秤にかける必要もなく強みの方に軍配が上がるため、手元に今2400エーテルも用意できないなどの理由がない限りは3枚フル投入すべきだろう。
主にぶりぶりぶりぶりバハムートでワンショットキルを決めるために採用するカード。
このカードにまつわるよくある疑問として「同じく場に出した《ブリッツアーティファクト》を1枚で複数破壊でき、かつバハムートより3コスト少ない《ワールドブレイク》の方が強いのではないか?」というのがあるが、《ワールドブレイク》の場合、相手の体力20点削り切るのに必要な《パラダイムシフト》の要求枚数が1枚増えてしまう点、《反逆の命・ミリアム》と組み合わせてダメージを出せない点がデメリットとして存在し、バハムートより3コスト低いというメリット(※1)と比較した場合にデメリットの方が明らかに重いためこのカードも《ワールドブレイク》で妥協することなくしっかりこちらを3投したい。
※1(《ワールドブレイク》だと《魔獣の女帝・ネレイア》、【庭園ドラゴン】の大型フォロワー群を1枚で除去できるなどのメリットも一応は存在するが考慮する必要はない)
このカードの主な仕事は
1.本体を使い《始原の竜・バハムート》同様《パラダイムシフト》ワンキルを行う
2.アクセラレートで場のフォロワーを破壊することによりリーサル打点を伸ばしたり、ボードトレードがカギを握る対面に対して次の相手ターンのパフォーマンスを落とす
3.1ppでパラダイムシフトを手に入れる
1の用途が一番わかりやすい。
こちらは《始原の竜・バハムート》と違い、20点出すのに必要な《パラダイムシフト》の枚数は5枚と単純な要求枚数は増えるがアーティファクトフォロワーであればなんでも2点ダメージへと変換できる点、相手のボードに守護フォロワーがあってもそれを利用して体力を削れる点が強みで、さらに《始原の竜・バハムート》を絡めたワンショットキルの場合は守護フォロワーがない方が望ましく、こちらの場合はむしろ守護フォロワーが並んでる方が打点が伸びるなどでリーサルが成立する状況が全くの正反対なのもポイント。
これは相手に常にどっちかでトドメを刺されることを割り切らなければいけないという高度なプレイを要求できるためこの強みは高く評価したい。
さらにこの2枚は組み合わせるとさらにリーサルダメージを伸ばすことができるのにも注目。
ミリアム進化置きアクセラバハムートで《パラダイムシフト》1枚が8点ダメージに化けるので要求される《パラダイムシフト》の枚数が3枚まで落ちるだけでなく、ダメージの伸びがかなり良いので例え《招来の大天使》で体力の最大値が増えてる相手であってもワンショットキルを成立させることができる。
2の用途は1の用途と比べると弱い運用方法になるのだが、このカードはむしろこの用途で使用することの方が多い。
具体例を挙げるなら場に出して邪魔になった《デバイスチューナー》に使うことで《アームメカニック》《終末の番人・スピネ》を出すためのボードを空けたり、ミリアム本体が場にあるときに相手の顔に走った《ブリッツアーティファクト》に対して使用するとそのブリッツ1 枚で6点稼ぐことができるなど。
また、ドラゴン対面の《古今独歩の大拳豪・ガンダゴウザ》、【セッカエルフ】や【AFネメシス】ミラーなどの「ボードトレードする行為がアドバンテージに直結するデッキ」相手にわざと空盤面に近い状態で返すことで相手の次ターンのバリューを落とすなどの使い方もあり、特にこの使用方法はその対面で後攻をもらった際には頻出するのでぜひ覚えておきたい。
ただミリアムをアクセラレートで使うという行為自体は《ソウルコンバージョン》《衝動の人狼・リベルテ》などと違い、自身+場のフォロワー1枚→《パラダイムシフト》1枚への変換なので単純に1枚カードアドバンテージを損失してるので見かけ上はとても弱い。
ただその弱さを上であげた仕事を持っているというメリットが上回るためこのカードも最大限3枚投入したい。
2枚投入で抑えると本体でリーサルが取りにくくなるだけでなく、アクセラレートを用いた細かい動きが途端にしにくくなり落とす試合が目に見えて増える。
当たり前だがこのカードを10コストの方で使うことはほぼ無い。
このカードを結晶で一度置くことさえできれば得られるアドバンテージは凄まじく、このカードが場にあるときのAFネメシスは圧倒的Tier1と言っても差し違えない。
ただしpp回復も置いた瞬間に何かしらボードに干渉することもできないアミュレットを5コスト払って出すなどという行為は、例え先攻であっても令和のシャドウバースでは基本的に許されない。 ではどう置くか?
答えは単純明快で5ターン目以降の《ギガスファクトリー》と同時にアーティファクトカードを使える状況で設置し、少しでもテンポロスを抑えれば良い。大まかなゲーム展開の都合上およそ7ターン目に置けるように手札のアーティファクトカードや《パラダイムシフト》のコスト調整をするとかなりこのカードをテンポを落とさず設置できる。
これに付随する形で《ギガスファクトリー》を5ターン目に設置しないことから空いた5ターン目の魅力的な選択肢として《アームメカニック》が評価されたというのもある。
【AFネメシス】の弱みとして、「コンボカードを多く採用されたデッキなので手札事故が起こりやすい」「他のデッキ以上に先攻と比べて後攻を引いた際に明らかに弱い」というのがある。
このカードの役割はファンファーレで「手札が事故りやすい」点を、進化時効果で「後攻が弱い」点をと1枚でこのデッキの弱みを複数まとめてカバーできる縁の下の力持ち的なもの。
このカード1種採用するか否かでデッキの安定感が段違いにかわるので手札を捨てる効果のプレイが難しいからと採用枚数を絶対に落としてはいけない。
単純明快なパワーカード。
6コストで《パラダイムシフト》フォロワーをいきなり2体出せる点ももちろん魅力的なのだがこのデッキにおける一番の強みはアクセラレートで出る《スピネのアーティファクト》の存在。
好きなタイミングで1コストでアーティファクトを出すことができ、このカードが擬似的なワンドローをも兼ねている点が簡単に《パラダイムシフト》のコスト下げを行えるだけでなく「手札事故がおきやすい点」、「後攻の弱さ」等の弱点を補う役割も担うなど、強い点をあげたら枚挙にいとまがない。
(後攻の弱さ改善とは1ターン目からフォロワーを並べるという行為が後攻で勝つための重要な要素だからである)
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