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2024年に起こりそうなこと

調査会社のイプソスが、34カ国の25,000人以上に2024年の予想を尋ねています。

  • 異常気象の加速 71%

  • 移民の増加 71%

  • AIによる失業 64%

  • 出社の増加 59%

  • トランプ大統領再選 35%

  • ウクライナでの戦争の終結 31%

異常気象の可能性については、残念ながら世界中の多くの人々の意見が一致しています。回答者のおよそ10人に7人が、昨年よりも多くの異常気象が起こると予想しています。この意見は、ポルトガル(87%)、インドネシア(85%)、チリ(79%)で最も高くなっています。一方、10人に8人が世界の平均気温が上昇すると答え、回答者全体の半数が自国の大都市を自然災害が襲うと予想しています。特にインドネシア(75%)、ペルー(73%)、トルコ(71%)の人々は、このように考える傾向が強くなっています。

また、この調査で特筆すべきは、世界的な移民増加の可能性です。回答者の10人に7人が、自国で移民が増えると予想しています。特にポルトガル(87%)、トルコとシンガポール(82%)、イタリア(79%)が高くなっています。

一方、ビジネスの世界では、コロナ禍による在宅勤務へのシフトの後、オフィスへの復帰加速を予想している回答者は10人に6人程度です。しかし、地域によってこの認識は異なり、在宅勤務よりもオフィス勤務に費やす時間が長くなりそうだと考えている人の多くはアジアです:インドネシア(86%)、マレーシア(78%)、中国(76%)、フィリピン(75%)、シンガポール(71%)、インド(69%)が上位6位を占めています。単に、欧米よりも遅れてオフィス勤務に戻っているだけかもしれませんね。

個人的に注目したいのは、31%程度ではありますが、ウクライナにおける戦争が集結しそうだと思われている点です。本当に終了すれば、エネルギーや穀物価格の安定に繋がるでしょうし、ゼロ金利解除も重なれば、円安傾向に歯止めがかかり、コストが減少する傾向が強まりそうです。



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