高齢者のインフルエンザワクチン接種率
小さな子どもや持病のある人、高齢者は、インフルエンザ感染によって死亡するリスクが高まります。
世界中で毎年65万人もの人々がインフルエンザで死亡しています。先進国では、そのほとんどが65歳以上の感染者です。このことを考えると、たとえ豊かで公衆衛生の発達した国であっても、定期的に予防接種を受けることの重要性がわかります。
予防接種率は世界中で大きく異なります。OECD加盟国の中で最も予防接種率が高いのはイギリスです。韓国とアメリカ、そしてチリ、ニュージーランド、オランダ、デンマークも、高齢者の予防接種率が70%を超えています。日本は66%です。
コロナ禍の際、日本ではマスクや手洗いの徹底でインフルエンザの流行は治まっていましたが、世界ではインフルエンザの予防接種は「これまで以上に重要」とされていました。
特に高齢者にとって、今後もコロナやインフルの予防接種のし易い環境が続くことが重要そうですね。