ロシア人が考える友好国、敵対国
ロシア人が考える敵対国と友好国の調査で、ここ数年、ウクライナ侵攻後に変化が起きているようなので、ご紹介します。
ロシア人を対象にした調査によると、2021年にはロシアの敵国第2位だったウクライナは、2023年にはなんと敵国 第5位にランクダウンしています。以前は40%のロシア人がウクライナを敵国として挙げていましたが、今回の調査では26%に減少しています。
2023年5月の調査時点で、最も敵対していると考えている国はアメリカ、イギリス、ドイツ、ポーランドです。現在、ロシア人の72%がアメリカを敵視しており、2年前より8ポイント上昇しました。他の3カ国に対する嫌悪感は2年前より大幅に上昇し、ロシアのかつての同盟国であったドイツが最大の上昇幅(32ポイント)を記録しました。
ロシアにとっての友好国については、ベラルーシ、中国、インドが2年間で18ポイントから20ポイント上昇し、ウクライナ戦争に反対を表明したカザフスタンは支持を失っています。
日本はまだ敵対国とは考えられていないようです。
そうであれば、ウクライナ・ロシアの停戦調停などに関与し、最終的には日本とロシアの平和条約締結、北方領土問題の解決につなげるいいチャンスでもあるのではないかと思いますが、どうでしょうか。