世界の避妊法
9月26日は世界避妊デーでした。
世界中で、出産年齢にある女性とそのパートナーの約半数が何らかの避妊法を使用しており、1970年の3分の1から増加しているそうです。ランセット誌の調査によると、避妊の種類は国や地域によって異なります。
まず、若年層や未婚の人々はピルやコンドームのような短期的な避妊法を選択することが多く、年齢が上がるに連れて、避妊リングなどのIUD、注射、インプラント、女性不妊手術のような長期間作用型の避妊法が増えるそうです。
地域別では、女性の避妊が好まれる南アジア、IUDが好まれる発展途上のアジア太平洋地域、国際援助機関がインプラントや注射の使用を確立しているサハラ以南のアフリカと傾向がわかれます。
男性不妊手術は、長時間作用する避妊法としては有効ですが、その普及率は、女性不妊手術の26.6%に対し、2.8%となっています。
西ヨーロッパは短期避妊法が最も普及している地域です。
アメリカ大陸、北アフリカ、中東、東ヨーロッパ、中央アジアでは、長期間作用型と短期間作用型の両方の避妊法が普及しています。
一般的には、単一の避妊法に頼りすぎず、人々が自分に合った避妊法を見つけられるよう、長期間作用型から短期間作用型まで幅広い避妊法を検討することが望ましいようです。
たしかに、年齢が上がるに連れて、パートナーは限定されてくるでしょうし、新たに子供を設ける可能性は低くなるでしょう。とすれば、病気の問題もあまりなく、長期的な避妊方法を検討してもいいように思えます。
なお、アフリカ地域が避妊率が最も低く、2019年には出産年齢にある女性とそのパートナーの約4分の1から3分の1に留まっています。
西ヨーロッパは4分の3と最も高く、先進国の北米とラテンアメリカ・カリブ海地域が約3分の2で続いています。
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