最も視聴されたYouTube動画
史上最も視聴されたYouTube動画
YouTubeは10年以上に渡って、動画ストリーミングにおいて圧倒的な強さを誇っています。
しかし、YouTubeの視聴者層は年々変化しているそうです。
かつてYouTubeで最も視聴された動画ランキングの上位を占めていたのは音楽動画でしたが、今では童謡や子供向けの教育ビデオなどが上位になっています。
以下の表は、2023年8月現在、YouTubeで最も視聴されている動画20本です。子供向けのコンテンツや動画への需要が高まっていることは明らかです。
子ども向けストリーミング
韓国の教育ブランドPinkfongが2016年に発表したダンス動画 Baby Shark (do-do,do-do-do) は、2021年1月に再生回数100億回を突破した史上初のミュージックビデオです。メジャーリーグのワシントン・ナショナルズのパーラ(その後日本の巨人)の応援歌として大変話題になりました。
現在、YouTubeで最も視聴されている動画トップ20のうち、9本が子ども向けのコンテンツです(上位10本の動画はリンクを一番下に貼っています。):
ベイビー・シャークの総再生回数は130億回に達し、それまでトップであったルイス・フォンシの Despacito のミュージックビデオを約50億回上回りました。
また、子供に人気のある他のミュージックビデオも直後に迫っています。 "Johny Johny Yes Papa" (3位)とココメロンの "Bath Song" (4位)は、エド・シーランの "Shape of You "とウィズ・カリファの "See You Again "を5位と6位に押し下げ、最も視聴されたYouTube動画にランクインしました。
キャッチーか教育的か?
子供向けの動画が人気なのは、繰り返される歌詞や親しみのある童謡、あるいは頭から離れないキャッチーな音楽が理由だとする人が多いようですが、必ずしもそうではありません。
ピュー・リサーチ・センターの調査によると、YouTubeは子供向けコンテンツの提供において重要な役割を果たしています。
11歳以下の子供を持つ親の81%が子供にYouTubeを見ることを許可しており、そのうちの35%がYouTubeを定期的に利用しています。
そして、これはビジネスにもなっています。2021年には、Cocomelonやその他の人気キッズチャンネルを運営する会社が約30億ドル(約4200億円)で買収されました。
このような傾向が続けば、子供向けのコンテンツが将来このトップ20を独占するかもしれませんね。