杭州アジア大会での北朝鮮国旗使用をめぐり、WADAがOCAを警告
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)アンチ・ドーピング委員会(DPRK ADC)は、2021年10月に世界アンチ・ドーピング規程に準拠していないと、世界ドーピング防止機構(WADA)に宣告されています。
そのため、WADAの制裁により、DPKR ADCが非準拠である限り、オリンピック・パラリンピック以外の主要なスポーツイベントで北朝鮮の国旗を掲揚することはできないとされていました。
しかし、現在開催されている杭州アジア大会での北朝鮮 国旗 掲揚は行われています。
北朝鮮は、杭州オリンピック スポーツ センター スタジアムで開催された開会式で、他の44の参加アジア諸国とともに、国旗が使用されました。
また、柔道男子60キロ以下級で銅メダルを獲得し、北朝鮮初のメダルを獲得したチェ・グァンジンの表彰式でも国旗が掲揚されています。
WADAは開会式直後にOCAに警告の書簡を送り、WADA加盟団体としての義務を再確認したそうです。
WADAの広報担当者は、アジア大会で制裁措置(国旗の不掲揚)が実施されない場合、WADAは行動を取らざるを得ないかもしれないと語っています。
具体的な行動が何であるかはまだ明確になっていませんが、今後も注目です。