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世界の男女別 喫煙率

5月31日は「世界禁煙デー」です。
そこで、世界各国の喫煙率について、特にジェンダーギャップ、男女差についてご紹介します。
例えば、インドネシアと中国は、男性の喫煙率がそれぞれ63%と44.5%と最も高い国の一つですが、両国の女性の喫煙率は2.2%と1.5%と世界でも最も低い水準です。

WHOは、2020年の世界有病率を男性36.7%、女性7.8%と報告していますが、アジア・太平洋地域ではその差が大変顕著です。
一部のアジア太平洋地域では、男性の喫煙が男性らしさや社会的地位と関連付けられることが多い一方で、女性が喫煙することは汚名を着せられたり、嫌われたりすることがあるそうです。

日本も他のアジアの国と同様、男性の喫煙率28%、女性は10%と、大きな差が見られます。

一方、フランス、ドイツ、アメリカなど、伝統的な性別役割分担の少ない国では、女性の喫煙率が高く、男性の喫煙はアジアの多くの地域よりもはるかに低くなっています。

「世界禁煙デー」は、タバコの使用に伴うリスクについての認識を高め、タバコの消費を減らすための効果的な政策を提唱することを目的とした世界的な取り組みです。この日は、さまざまな種類のがん、心血管疾患、呼吸器疾患など、タバコの使用がもたらす健康への大きな影響を思い起こさせる役割を担っています。また、タバコの使用が個人、家族、地域社会に与える社会経済的な影響も強調されています。

アジアの男女別 喫煙者 比率

個人的には、もし本当に喫煙の健康に与える影響が極めて高いのであれば、本来政府は販売を許可すべきではないのではないかと思います。
特に、民間に対して喫煙室の整備や分煙の運用などを求めていますが、これには相当のコストが掛かっています。喫煙に伴う医療費も莫大でしょう。
日本全体で見ると、政府のタバコ税よりも喫煙にまつわるコストのほうが大きいのではないでしょうか。

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