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小惑星の天文学的な経済価値

皆さん、NASAとスペースXが打ち上げを目指しているプシケ ミッションをご存知ですか?
このミッションは、火星と木星の間に広がる小惑星帯を公転する小惑星「プシケ」を周回探査することを目的としています。

6年をかけて、探査機プシケは金属を多く含む同じ名前の小惑星を目指し、さらに2年間かけて「小惑星を周回して写真を撮り、表面をマッピングし、プシケの組成を決定するためのデータを収集する」予定です。
最も幅の広いところで約280kmのこの小惑星は、地球のコアや他の地球型惑星のコアがどのようにして誕生したかを解明するヒントを与えてくれることが期待されています。

金属を豊富に含む小惑星の科学的価値もさることながら、経済的価値もまた、まだ未開発の巨大なものである可能性があるそうです。
火星と木星の間に横たわる小惑星帯には、底知れぬ量の資源があります。

例えば、直径326kmの小惑星「ダビダ」は、この小惑星帯の中で最も価値のある小惑星として特定されており、その資源価値はおよそ27クィンティリオン米ドル(クィンティリオンは10の18乗、100京)と見積もられているそうです。大きすぎて、いったいいくらなのか、想像もつきません。
炭素質コンドライト小惑星であり、水、ニッケル、鉄、コバルト、窒素、アンモニア、水素を含みます。

Statistaの資料からは:「宇宙採掘はまだ現実のものとなっていないが、最終的には太陽系の小惑星の豊富な資源の開発を可能にする技術が、さまざまな企業によって開発されつつある。これらの活動の市場価値は、2025年までに39億米ドル(約5800億円)に達すると予測されている。」とされています。

まだすぐに小惑星の資源を活用するという事にはならなそうですが、いずれ人類にとって大きな変革をもたらすことになるのかもしれませんね。



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