運命のレスポール
ども、Pierre Ginoriです。
正直なところ言うとここ何年もギターに触れてない時期がありました。
会社員から独立して今の仕事をスタートし、いろいろと試行錯誤してる間にすっかりギターを弾くという事を忘れてまして……ギター達はケースに入ったまま放置されてました。
ただ、今年の春ごろでした。仕事のトラブルでホントに心身共に疲弊してたんです。何をしてもつまらない、朝起きるのも億劫なほどでした。
あーーーもうめちゃくちゃしんどくて人生最後に何か好きなモノ買ってやろうと決めて大阪にブラリと出かけました。
一通り街をぶらぶらしてとある商業ビルの中に某有名楽器店があり、ふらりと入りました。
壁一面に飾られたギター達。ああ、そういえばギター弾くの好きだったなぁ…って考えてたら。
一本だけ光って見えたんです。
ギター始めた頃からずっとストラト派でした。レスポールは一回も所有した事もなく欲しいと思った個体にも巡り合う事もなかったんですが、このレスポールは運命的にコイツだと感じました。
値段もよく確認しないまま、そして壁にぶら下がったまま近くに居た店員さんを呼び「コレ下さい」って言ってました。
店員さん「え?試奏とか大丈夫ですか?」
ボク「じゃストラップ貸してもらえます?それと全身写せる鏡ありませんか?」
そうしてストラップでレスポールを下げ鏡に写る自分の姿を見て満足しました。この子が欲しいと。
詳細はお会計の時に説明してくれたのですが、Gibson2014年製 カスタムショップの中古品でした。
とりあえずそんな事はどうでもよくこのレスポールを早く家に連れて帰りたくて…。
こうして人生初のレスポールを手に入れました。
するとどうでしょう。仕事上の悩みとかホントどうでも良くなりました。だって帰ったらこの子が待ってるんですから。丸太みたいな太いネック、ストラト弾きからは想像できないくらい弾きにくいハイポジション、肩にずっしりくる重み、全てが可愛くて可愛くて…(あ、引かないで下さいね)
そこからボクは復活しました。忙しい仕事を少しだけセーブして、心に余裕を持たせるように。
そしてこのレスポールの為に、自分用にストラップを製作したんです。
思いっきり贅沢なイタリアンレザーを使いこのレスポールに負けない存在感のストラップです。
greendale がスタートした日です。
今は新たに製作した2代目ストラップが付いてます。さらに存在感あるスタッズが入ってます。
こうしてボクを救ってくれたレスポールは今greendaleというストラップ専門店をオープンするまで繋がってます。たぶんこのレスポールを見つけられてなければギターストラップも作って無いでしょうね。
ちなみにですが、このレスポール…全く上手く弾けません。そりゃずっとストラトばっかりでしたからね。もっと練習していい音で鳴らせるように練習します。
ほら、深夜放送でやってる青汁のCMみたいになってきましたね。
ギターストラップ専門店
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