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ロキソプロフェンと副作用
厚⽣労働省は10⽉8⽇付で医薬局医薬安全対策課長通知(医薬安発1008第 1号)を発出し、アスピリンを除く全⾝性の⾮ステロイド抗炎症薬(NSAID)につい て、添付⽂書の「重⼤な副作⽤」の項に「⼼筋梗塞、脳⾎管障害」を追記するよう指⽰した。
(医療メディア Medical Tribune)
(https://www.mhlw.go.jp/content/001313755.pdf)
(https://www.pmda.go.jp/files/000270714.pdf)
考察
● 添付文書への記載が指示されたのは昨今だが、NSAIDの投与と心血管イベント・脳血管イベントとの関連を示唆するデータは2017年頃から発表されていた。
● アスピリンとNSAIDを併用した場合の心血管イベント・脳血管イベント発症率の変化についてのデータは少ない?
● NSAIDであるロキソプロフェンが処方される時によく情報提供される副作用として、胃腸障害(予防のためにレバミピドなどと併用されることもある)、喘息、便秘、腎機能障害などがある。
● 炎症が否定的な場合は、ロキソプロフェンではなくアセトアミノフェンの使用が検討できる?
● ロキソプロフェンが安易に使われすぎ?腎機能低下が予想される高齢者などには使いにくい?透析患者はロキソプロフェンによる腎機能障害の影響は受けにくい?