※ 具体的な期間として、フルスルチアミンは約1ヶ月、メコバラミンは定めはないが効果の確認は重要としている都道府県もある。
考察
● 漫然と投与しないことが推奨されていても、ビタミン剤だから、大したことない薬だから、飲み続けても今すぐ命に関わることにはつながりにくい薬だからなどと漫然と処方・投薬されてしまう薬はよくある。患者さんに「ビタミン剤が欲しい」などと依頼され漫然と処方・投薬されてしまうこともある。古くから市場に出ている薬であることが多いので、わざわざ添付文書を読む医療者も少ない。
● 添付文書に漫然と投与しないことが記載されている薬剤を、本当に長期間投与する必要がある場合は実はそんなに多くない。
● 副作用防止・ポリファーマシー防止・コンプライアンス維持のためにも、新規処方はもちろん、Do処方の場合も、症状や用量などについてFollwし、添付文書等の再確認や、本当に必要な薬かの判断が重要。