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ずっと飲んで大丈夫?

ビタミンB1欠乏症の予防及び治療、ビタミンB1の需要が増大し、 食事からの摂取が不十分な際の補給、ウェルニッケ脳症、脚気 衝心以外の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたっ て漫然と使用すべきでない。

25mgアリナミン®F糖衣錠
50mgアリナミン®F糖衣錠
添付文書
(一般名:フルスルチアミン)

7. 用法及び用量に関連する注意
 〈慢性胃炎に伴う消化器症状(胸やけ、悪心・嘔吐)〉
一定期間(通常2週間)投与後、消化器症状の改善について評価し、 投与継続の必要性について検討すること。
8. 重要な基本的注意
 8.1 劇症肝炎や重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるの で、長期にわたって漫然と投与しないこと。

ガスモチン®錠2.5mg
ガスモチン®錠5mg
ガスモチン®散1%
添付文書
(一般名:モサプリド)

8. 重要な基本的注意
 本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と 使用すべきでない。

メチコバール®錠250㎍
メチコバール®錠500㎍
メチコバール®細粒0.1%
添付文書
(一般名:メコバラミン)

※ 具体的な期間として、フルスルチアミンは約1ヶ月、メコバラミンは定めはないが効果の確認は重要としている都道府県もある。

考察

● 漫然と投与しないことが推奨されていても、ビタミン剤だから、大したことない薬だから、飲み続けても今すぐ命に関わることにはつながりにくい薬だからなどと漫然と処方・投薬されてしまう薬はよくある。患者さんに「ビタミン剤が欲しい」などと依頼され漫然と処方・投薬されてしまうこともある。古くから市場に出ている薬であることが多いので、わざわざ添付文書を読む医療者も少ない。
● 添付文書に漫然と投与しないことが記載されている薬剤を、本当に長期間投与する必要がある場合は実はそんなに多くない。
● 副作用防止・ポリファーマシー防止・コンプライアンス維持のためにも、新規処方はもちろん、Do処方の場合も、症状や用量などについてFollwし、添付文書等の再確認や、本当に必要な薬かの判断が重要。

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