エピソード1 『職人の祖父と父』
こんにちは
この番組は、昭和型板ガラスの話
そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。
お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。
本日ご紹介するのはU様からいただいた想い出です。
題名は『職人の祖父と父』です。
それでは、ご覧ください。
『職人の祖父と父』
職人をしていた祖父と父の仕事場にも
昭和ガラスがあり、夏休みはよく仕事を見ていました。
暑い夏の日も、磨りガラス越しの光は
柔らかかったように思います。
ありがとうございました。
このお話は記念すべき最初にいただいた想い出になります。
このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。
今回いただいた想い出は、この文章の中に日常の生活感がぎゅっと詰まっていますね。
輝いていた日本の夏の暑い日の様子が切り取られているのかなと思いました。
今では少なくなった3世代の家族の夏休みの様子ですが、外でスイカを食べてタネを飛ばしあったり、お昼はそうめんをみんなで食べたりして、今のように時間に縛られず思いっきり夏を満喫している風景が浮かんできます。
この頃に感じたことは心に残っているはずです。
そして、決して忘れてはいけない大事なことなんだと思います。
現在の日本に足りないもの、残したいものを 『想い出』 から感じ取っていただければと思います。
pieni