エピソード3 『ホッとする音』
こんにちは
この番組は、昭和型板ガラスの話
そして、昭和型板ガラスにまつわる想い出の話をお届けする番組です。
お届けするのは、メモリーコレクター 吉田です。
本日ご紹介するのはU様からいただいた想い出です。
題名は『ホッとする音』です。
それでは、ご覧ください。
『ホッとする音』
釘を使わない日本家屋の実家。
一部リフォームされているものの
今でも実家では型板ガラスが使われている部屋があります。
廊下を通るたびにガラスが揺れ独特の音がするのです。
これは子供のころから変わらずに聞いていた型板ガラスの音。
思い出すだけでも聞こえてくる独特の音。
実家へ帰ると必ず耳にする音は今も昔も変わらずそこにあり
懐かしく感じることもあれば、なんだかホッとする音だなと思います。
これが私の現在進行形でもある思い出です。
ありがとうございました。
今回の想い出は、古い日本家屋の風景を切り取ったお話ですね。
私も小さい頃にいろんな音に囲まれていたと記憶しています。
歩く音や戸の閉め方などで誰かわかる様になっていました。
ガラスの揺れる音
思い出すたびに聞こえてくる音
現在進行形という言葉もステキですね。
今でも実家へ帰ると聞くことができる音
これからもずっと大切にしてほしい昭和の想い出ですね。
このプロジェクトを始めたきっかけは自己紹介でもお話をしましたが、お客さまが型板ガラスを見て懐かしさのあまりに声を出しています。
その声を聞いていると、この型板ガラスには秘めた力があるんだと感じました。
私も小さい頃から今まで46年間、型板ガラスに囲まれて生活をしてきました。
ガラスだけでなく、思い返すと記憶のあちこちに家族との想い出とつながる物や匂い・感触などが蘇ってきます。
型板ガラスは、その中の一つでしかありません。
この一つのきっかけで、家族がいつまでも繋がっていけるような
ステキな日本になれば良いと思っています。
pieni