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スカーレット・スピネルの緞帳

日々頑張りすぎて宝石になってしまった人類、こんにちは。浅井です。

当然ですが、今幸せですか?

怪しい者では無いので鍵を閉めないでください。
女だけどストリップに行ってみたい。でも男の人ばっかりなんでしょう?、従業員も怖いって聞くし……。あとは何か心が疲れきっている。何となく女の子と関わりたいけどガルバとかキャバとか風俗とか、もうそんな能動的なこと、疲れちゃって無理……もし今これを読んでいるあなたがそんな状況なら是非まさご座行くことをおすすめします。


そもそもまさご座とは何か

岐阜県は柳ヶ瀬にある、ストリップ劇場です。
住所
〒500-8303
岐阜県岐阜市春日町1丁目15
JR岐阜駅から徒歩なら約20分
⇒過ごしやすい季節で散歩好きなら歩ける距離です
バスでなら北口8番のりば乗車、本郷町下車後、徒歩約1分 金華橋通り柳ヶ瀬というバス停からも静謐漂う柳ヶ瀬の商店街を抜けて5分程度で行けます。このルートのおすすめは、この静謐さにあります。本当に、こんな場所に劇場があるんだろうか……という胸の高鳴りを感じることを邪魔する騒音は無く。跳ねる鼓動と合わせて、一歩一歩、劇場に向かえるからです。このルートで行く場合の、駅ののりばは忘れました。肝心なのにすいません。
私は使ったことないですがレンタサイクルという手もあるらしく、一応、提携駐車場もあるようですが私は車で行ったことないので、まぁとにかく詳しくはご自身でお調べ下さい。

まさご座の何がいいか

行ってみたら分かる。全てが良いです。
従業員さんのホスピタリティたるや、おっと今私はホテルに入っちゃったかな、くらいの勢いです。私はまさご座で、人生で初めて男性に跪かれました。
本題に戻ります。敢えて特筆するなら、劇場の内装が素晴らしいです。写真が載せられず、私の語彙力がなくて伝わらないのが狂おしいです。必死に伝えるので、感じ取ってください。頼みました。

まさご座の内装

先ず一際目を引くのは、豪華な装飾が施されたステージです。年月を重ねて燻されたような金色の装飾がステージを縁ります。それは素晴らしい絵を飾るバロック調の額縁を彷彿とさせ、幕間で降りるラッフルの施された緞帳はレッドスピネルの如く煌めきます。
ステージから真っ直ぐ、客席側に花道があり劇場中央にはふくよかな月のように、優しく光るまぁるい盆。
それは時折ピンクムーンになったり、運が良ければ、くるりくるりと回ってくれたり。様々な顔を見せてくれます。そして2階に御座す投光さん(踊り子さん達のショー際立たせる為の照明さんのこと)のセンスたるや、レンブラントやターナー、モネの如し。断言します。全ての劇場に優劣がないとした上で、どの劇場よりも、素晴らしいセンスです。
想像してみてください。そこで踊る各々の推しを。推しが居ない方は、そこで舞う女性の体を。その曲線美を、緩急を。
ね、美しいに決まっているでしょう?見たくないですか?え、遠い?大丈夫。岐阜はね、思い込めばギリギリ関東なんですよ(破綻した理論)
 
ステージに向かって下りの段々席になっており、かぶりは存在するものの、近さを気にしなければどこから見ても良席です。そしてOP。踊り子さんによってはまさかのステージから降りてきてくれるのです。
例えるなら……
な、流れ星見てたら星が急にこっちに降ってきて、うっかり掴んじゃった!!!どうしよう!!!みたいなテンションになります。
客席は絨毯引きで、入口で靴を脱いでの鑑賞です。これもまた良いです。リラックスできます。飲食自由。とはいえ芸術作品を前にしての泥酔大騒ぎはご法度。映画館や美術館と同じマナーと思えばいいのかな?と思います。女子トイレはありますが男性と空間自体は共有なので、気になる方は外出が可能です。1回15分ほどの縛りはありますが、近くのローソンくらいなら行けます。
ご飯ですが。15分で行けそうな目立った飲食店が近くにないので、岐阜駅か、遠征組なら名古屋駅あたりで何か買ってから行くといいと思います。美味しいテイクアウトをやっているうなぎ屋さんがあるらしいのですが、前日までの予約必須っぽい……?(前に当日電話したら鰻終わっちゃったと言われました)

気になったなら、是非まさご座へ!

ちなみに料金は女性2000円、男性5000円。(2025年1月時点の公式サイトより)入れ替え制は無く、見たければ1日見放題!早割り等あるらしいのでその辺はご自身でお調べ下さい。
損はさせません。絶対に。まさご座が無くなったら私はこの世のどこかにいる神とやらを、私の命尽きるまで詰問し続けることでしょう。


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