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2023年の振り返り②「害虫殲滅大作戦」
こんばんは、
吉本です。
のっけから物々しいタイトルで申し訳ありませんが、
話を聞いてください。
神戸から東京に引っ越してきたのが一昨年(2022年)の12月。
そのときに引っ越した家というのが、
丸ノ内線新中野駅に程近い4畳半でした。
さあここから始めるぜ新生活★
と、新居で決意を新たにしたわけですが、
荷解きを終えた頃に不動産屋から入電。
「ごめんやけど出てってちょ❤︎」
一瞬何が起こったのか分からずパニックになりました。
詳しくは以前のブログで公開しておりますので、
興味のある方はそちらをご覧ください。
要は引っ越して一週間で再度引っ越しをするハメになったわけですが、
諸々条件をよくしていただいて、
JR中野駅近くの6畳半に住めるとのことで、
ようやく事態を飲み込めたときには小躍りしました。(4畳半で)
そして年末に二度目の引っ越しを終え、
年末に引っ越したもんやからその年には実家に帰らず、
前回の記事でご紹介したような年末年始高円寺パーティーで気分は上々、
2023年の三が日は新居で過ごしておりました。
時に季節はど真ん中冬。
最初の頃こそ、
生来のケチを糧に暖房なしで過ごしていたのですが、
どうにも我慢の限界に達し、
暖房のスイッチをつけ、文明の利器の偉大さを享受しておりました。
事件が起こったのはその約3時間後。
部屋の壁紙やら窓の隙間やら、
それこそ至る隅々から湧き出してくる
大量のゴキ●リ。
部屋でぬくぬくと地獄先生ぬ〜べ〜を観ていた吉本、
突如襲いかかったリアル地獄を目の当たりにして、
身も世もなく震え叫び散らかしたのは言うまでもありません。
ところで吉本は元々大の虫嫌い。
幼少時、ヤンチャな父親から握り拳くらいのクワガタムシを投げつけられ、
それ以来トラウマとなっております。
そんな吉本にとってゴ●ブリたちとの同棲は、
阿鼻叫喚地獄に類する程の緊急事態。
ラッキーかと思っていた二度目の引越しは
こうして恐怖のどん底暮らしに変わり果てたのであります。
ちなみにこちらをご覧の皆様の中には、
ゴキブ●という表記自体にも嫌悪感を抱いてしまう方もいらっしゃるかと思いますので、
てゆーか僕がそうなので、
今後●キブリを「カトリーヌ」と呼称します。
放送事故の際に花畑の画が出るみたいなああいうイメージです。
全世界のカトリーヌさんにおかれましては「どうして?」と思われることと存じますが、
全力で土下座しますんでご勘弁ください。
さて、
突如絶望に叩き落とされた吉本、
しかしまあいい歳こいた男なので、
いつまでも床に突っ伏したまま泣き喚くわけにもいきません。
勢い込んで外に飛び出し、
泣きながらドラッグストアに駆け込むと、
持てる知識を総動員して、
戦闘準備を整えました。
その中でも特筆すべきはこちら。
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アースレッドです。
カトリーヌだけでなく、
ジェニファー(仮名)やスザンヌ(仮名)に至るまで、
まるごと消去してくれる素敵な兵器です。
赤いパッケージが好戦的でいいですね。
人生で初めて使いました。
なので使用中に事故った場合、
カトリーヌたちと一緒に天の岸辺に一直線かと思うと気が気じゃなかったので、
目を皿にして注意書きを読みました。
色々書いておりましたが、
とりあえず
・室内にいてはいけない
・使用後3時間くらいしてから入室する
・食器とかCDとか電化製品が変色するかもしれないからカバーをかける
・火事と間違われないように対策をしっかり
というのが主な内容でした。
当たり前やんけと思われる方も多いでしょうが、
吉本はこういうところ思いっきり世間知らずなので、
ばっちり「ほっほ〜」とか言いながら説明書を読んでおりました。
特に3番目の、
・食器とかCDとか電化製品が変色するかもしれないからカバーをかける
こいつが相当面倒くさかったです。
部屋にある変色しそうなものに
片っ端からゴミ袋かけていくわけですが、
一応バンドマン志して上京してきた身分なので、
CDやら本やら楽器やらパソコンやら、
ヤバいアイテムはそれこそ挙げていけばキリがないほど膨大にあります。
この作業だけで三が日の半分を費やしたと言っていいくらい時間かかりました。
何度も心折れそうになりながらも、
何とか準備を終えまして、
早速アースレッドを燻蒸します。
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このとき頭の中では
ヴェルディの「怒りの日」が流れていました。
これから部屋でアースレッドを焚く方がいらっしゃいましたら、
テンションだけは上がるので是非お試しください。
ところで先程も述べましたが、
アースレッドを焚くなんて人生でも初めての作業でして、
どんな感じで煙出てくんねやろ、
と素朴な疑問が沸きました。
そこで、水を入れて煙出てくるまで、
じっと様子を観察しておったわけです。
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水を入れた容器に薬剤を入れます。
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ぼーっと待ちます。
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まだ出てきません。
そして大体40秒ほど経過した頃、
ボジュボジュボジュボジュボジュ...
と、何だか地獄の釜が湯だつみたいな音が聞こえてきた矢先、
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ボッ!!!!
!?
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ブボボボボボボボボ!!!!
うわあああああああああああ!!!
突如として飛び出した煙と刺激臭、
そして如実に痛くなってくる顔のあらゆる粘膜。
純度100%のデンジャラス感に大慌てで部屋の外へと飛び出しました。
ともあれ、
それから3時間じっくり燻蒸するわけです。
このとき部屋の中に財布とイヤホンを忘れてきてしまい、
近所の公園で3時間ぼーっとしているしかできませんでした。
近所の子どもたちが遊びながら、
寝癖ボサボサで着古したジャージを羽織り、
ただ空だけを見つめる35歳を横目で見ているのが居た堪れませんでした。
そんないろんな意味で極寒の中を、
3時間耐えてようやく部屋に戻ったわけですが、
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モザイクだらけですいませんが、
しっかり至る所で死んでました。
部屋に入るなり開口一番、
「こんなおったん!?」と叫んでしまいましたよね。
正直彼らの繁殖能力を過小評価していたようです。
とにかくも、
この部屋の先住民たるカトリーヌたちには申し訳ないですが、
これで僕の生活は安全が担保されたわけで、
綺麗に掃除機をかけたあとは、
また再び地獄先生の続きを見始めたわけでございます。
いやはや、
長くなりましたが、
いかがでしたでしょうか。
年明け早々害虫駆除という
素敵な幕開けを迎えた2023年でしたが、
それからもたくさんの予期せぬことが起こりましてですね、
東京って恐ろしいところやなと
しみじみ感じたところでございました。
皆様におかれましても、
引っ越した先では家財搬入前に
是非アースレッドを焚くのをお忘れなきように。
さもなくば僕のように、
カバーをかける作業で一日が潰れる羽目になりますよ。
ではまた。
追伸。
これはつい最近撮ったものですが、
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まだそこそこ出ます。
明日また買うか、アースレッド。